伊藤喜剛

伊藤喜剛 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム いとう よしたか
ラテン文字 Yoshitaka Ito
国籍 日本の旗 日本
種目 短距離走
大学 日本体育大学
生年月日 (1970-06-23) 1970年6月23日(53歳)
出身地 茨城県
成績
世界選手権 100m 2次予選5組7着 (1995年)
4x100mR 5位 (1995年)
地域大会決勝 アジア大会
100m 6位 (1994年)
4x100mR 優勝 (1994年)
国内大会決勝 日本選手権
100m 優勝 (1995年)
自己ベスト
100m 10秒22 (1995年)
獲得メダル
陸上競技
日本の旗 日本
アジア大会
1994 広島 4x100mR
アジア選手権
1993 マニラ 4x100mR
1995 ジャカルタ 100m
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伊藤 喜剛(いとう よしたか、1970年6月23日 - )は、日本の陸上競技選手。専門は100メートル走茨城県出身。日本体育大学体育学部卒業。

経歴

茨城県生まれで、水戸市立新荘小学校、水戸市立第一中学校を卒業後、水戸短期大学附属高校(現在の水戸啓明高等学校)に入学、卒業。 1993年アジア選手権4X100mR 4走で初の代表入りし、1994年アジア大会100mで6位入賞、4X100mRで金メダル。 1995年世界室内陸上競技選手権大会60M準決勝進出を果たす。 同年に日本選手権100mを(当時の日本歴代4位:10秒22)制し代表入り、100m、4X100mRの日本代表として1995年世界陸上競技選手権大会に出場し、4X100mRで5位入賞(準決勝で当時のアジア記録樹立)し、有力なアトランタオリンピック短距離選手の代表候補であった。

しかしその後、米国アルバカーキーでの日本代表冬季合宿の中、国際陸上競技連盟の抜き打ち検査で陽性反応となり、ドーピング(筋力増強剤使用)に問われる。本人は一貫して否認し、懇意にしていたスポーツクラブの社長らが弁護団を結成し、無実を証明するため睾丸の細胞を手術で摂取するなど潔白を訴えたが4年間の出場停止処分を課された(後に罰則規則変更により2年間に短縮)。

1998年にレース復帰、復帰第一戦(GP水戸国際陸上)で日本人トップとなり、日本代表(アジア選手権)へ帰り咲いたが、座骨神経痛や練習中スパイクが真っ二つに割れて足の裏に突き刺さる事故などに悩まされ、シドニーオリンピックへの出場などは果たせずに終わった。

引退後はトレーナーとなり2000年から2004年までプロ野球選手の井川慶や2001年から2004年までプロゴルファー三塚優子などの指導を行いながら、加圧トレーニングなどの資格を取得し、プロスポーツ選手やトレーナー育成などの指導をしている。

現在、アトラス水戸を退職し、東京・自由が丘で加圧トレーニングジムDEUXオーナーとしてJリーガー豪風(相撲)・お笑い芸人の猫ひろし・マラソン選手・こうづ整形外科顧問などの指導にあたっている。

略歴

  • 陸上競技100m元日本代表
100m最高記録 10秒22(追風参考記録10秒12(電)/9秒8(手))
100m日本ランキング2位(10秒25/1994年, 10秒22/1995年)

主要大会成績

国際大会

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1993 第10回アジア選手権 (en フィリピンの旗 マニラ 4x100mR 2位 39秒65 (4走)
1994 第12回アジア大会 日本の旗 広島 100m 6位 10秒53 (-1.6)
4x100mR 優勝 39秒37 (2走)
1995 第5回世界室内選手権 スペインの旗 バルセロナ 60m 準決勝 6秒69
第5回世界選手権 スウェーデンの旗 ヨーテボリ 100m 2次予選 10秒48 (-0.5)
4x100mR 5位 39秒33 (4走)
第11回アジア選手権 (en インドネシアの旗 ジャカルタ 100m 3位 10秒45 (+0.4)
4x100mR 4位 40秒30 (2走)
1998 第12回アジア選手権 (en 日本の旗 福岡 100m 準決勝 10秒60 (-0.7)
  • 『日本陸上競技連盟七十年史』[1]
  • 『日本陸上競技連盟八十年史』参照[2]

日本選手権

  • 8位以内の成績を収めた大会を記載
大会 種目 結果 記録 備考
1994 第78回日本選手権 100m 2位 10秒57 (-1.2)
1995 第79回日本選手権 100m 優勝 10秒22 (+0.6)
1998 第82回日本選手権 100m 4位 10秒33 (+1.5)
1999 第83回日本選手権 100m 8位 10秒30 (+3.3)
  • 『日本陸上競技連盟七十年史』[3]
  • 『日本陸上競技連盟八十年史』参照[2]

日本ランキング

  • 10位以内に入った記録を記載
  • 電動計時のランキングを記載
種目 ランク 記録 所属
1992 100m 8位 10秒38 日体大
1993 100m 5位 10秒40 水戸市陸協
1994 100m 2位 10秒25 水戸市スポ振
1995 100m 2位 10秒22 水戸市スポ振
1998 100m 5位 10秒31 ユー・ドム
  • 『日本陸上競技連盟七十年史』参照[4]
  • 『日本陸上競技連盟八十年史』参照[5]

出典

  • KAATS カーツ アドバイザーボイス - 経歴

脚注

  1. ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会「競技会記録 / 国際競技会」『日本陸上競技連盟七十年史』、ベースボール・マガジン社、1995年9月4日発行、1061-1123頁。 
  2. ^ a b 日本陸上競技連盟八十年史編集委員会「競技会記録」『日本陸上競技連盟八十年史』、ベースボール・マガジン社、2005年10月22日発行、86-203頁。 
  3. ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会「競技会記録 / 日本選手権大会」『日本陸上競技連盟七十年史』、ベースボール・マガジン社、1995年9月4日発行、869-946頁。 
  4. ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会「年度別日本10傑」『日本陸上競技連盟七十年史』、ベースボール・マガジン社、1995年9月4日発行、739-868頁。 
  5. ^ 日本陸上競技連盟八十年史編集委員会「年度別日本10傑」『日本陸上競技連盟八十年史』、ベースボール・マガジン社、2005年10月22日発行、61-85頁。 

外部リンク

1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
  • 40 吉岡隆徳
  • 42 長田年弘
  • 46 仁田脇功
  • 47 生駒一太
  • 48 仁田脇功
  • 49 生駒一太
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は大会記録
  • 100m
  • 200m
  • 400m
  • 800m
  • 1500m
  • 5000m
  • 10000m
  • 3000mSC
  • 110mH
  • 400mH
  • 名前の後ろに*がある選手は学生を意味する
  • 1961: 田村武雄
  • 1962: S. オットリーナ
  • 1963: 誉田徹*
  • 1964: 石川準司*
  • 1965: 飯島秀雄*
  • 1966: 山田明幸
  • 1967: 飯島秀雄
  • 1968: 飯島秀雄
  • 1969: 神野正英*
  • 1970: 神野正英*
  • 1971: 神野正英
  • 1972: 神野正英
  • 1973: 神野正英
  • 1974: 神野正英
  • 1975: 岩本一雄
  • 1976: 岩本一雄*
  • 1977: 岩本一雄*
  • 1978: 原田彰*
  • 1979: 原田彰*
  • 1980: 豊田敏夫
  • 1981: 山崎博仁*
  • 1982: 豊田敏夫
  • 1983: 高坂和之*
  • 1984: 宮崎博史
  • 1985: 北尾定則*
  • 1986: 宮崎博史
  • 1987: 太田裕久*
  • 1988: 青戸慎司*
  • 1989: 山本久義
  • 1990: 鈴木久嗣*
  • 1991: 阿部正道*
  • 1992: 太田敬介*
  • 1993: 杉本龍勇*
  • 1994: 伊藤喜剛
  • 1995: 河辺崇雄*
  • 1996: 宇賀悟*
  • 1997: 大槻康勝*
  • 1998: 土江寛裕
  • 1999: 渡辺辰彦
  • 2000: 川畑伸吾*
  • 2001: 伊藤辰哉
  • 2002: 川畑伸吾
  • 2003: 中川博文
  • 2004: 菅原新*
  • 2005: 宮田貴志
  • 2006: 川畑伸吾
  • 2007: 新井智之
  • 2008: 後藤乃毅*
  • 2009: 仁井有介
  • 2010: 草野誓也*
  • 2011: 小谷優介*
  • 2012: 川面聡大
  • 2013: ケンブリッジ飛鳥*
  • 2014: 山口竜哉*
  • 2015: 長田拓也*
  • 2016: 山縣亮太
  • 2017: 川上拓也*
  • 2018: 長田拓也
  •  
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