トンプソンルーク

曖昧さ回避 ルーク・トンプソン」はこの項目へ転送されています。俳優については「ルーク・トンプソン (俳優)」をご覧ください。
この名前は、日本の人名慣習に従い、名前を姓名順で表記しています。姓はトンプソン、名はルークです。
トンプソン ルーク
ラグビーワールドカップ2019
(2019年9月20日撮影)
生年月日 (1981-04-16) 1981年4月16日(43歳)
出身地 ニュージーランドの旗 ニュージーランド クライストチャーチ
身長 1.96 m (6 ft 5 in)
体重 110 kg (17 st 5 lb)
学校 セントビーズ高校
大学 リンカーン大学
愛称 TOMO(トモ)
ラグビーユニオンでの経歴
ポジション ロック
アマチュア経歴
チーム 出場 (得点)
セントビーズ高校
リンカーン大学
()
シニア経歴
チーム 出場 (得点)
2004-2006
2006-2020
2021-2022
2022-2023
三洋電機
近鉄
SA浦安
浦安DR
()
州代表
チーム 出場 (得点)
カンタベリー ()
スーパーラグビー
チーム 出場 (得点)
2019 サンウルブズ 8 (0)
更新日:  2019年5月25日
代表
チーム 出場 (得点)
2007-2019  日本 71 (45)
更新日:  2019年10月20日

トンプソン ルーク(Thompson Luke、1981年4月16日 - )は、ニュージーランドクライストチャーチ出身の元ラグビーユニオン選手。2010年日本国籍を取得。旧表記「ルーク・トンプソン」。日本代表として最年長の記録を持つ。浦安D-Rocks公式アンバサダー。

プロフィール

  • ポジションはロック(LO)またはフランカー(FL)
  • 身長196 cm、体重110 kg。
  • 日本代表キャップは71。38歳6か月4日で、日本代表として最年長のキャップ獲得者となる。
  • ニックネームはTOMO(トモ)。
  • 出身はニュージーランドであるが、帰化をした日本への想いは強く、「生まれた国は関係ない。僕らには日本のプライドがある」と述べている[1]

経歴

セントビーズ高校、リンカーン大学出身。

幼年期はサッカーを行っており、ラグビーユニオンを始めたのは13歳からとラグビーユニオン選手としてはキャリアの遅い選手である。すぐに14歳以下カンタベリー州代表に選ばれて以降、エイジレベルの各代表に選出されている[2]。高校4年生までバスケットボールをやっていた[3]

NPCのカンタベリーに所属を経て日本へ。2004年にはトップリーグ三洋電機ワイルドナイツに所属した。

2006年度からは近鉄ライナーズに所属。2008年シーズンから2010年まで近鉄ライナーズのキャプテンを務めた。近鉄ライナーズ80年の歴史の中で初の外国人キャプテンとなった。

2007年日本代表としてラグビーワールドカップ2007に初選出[2]2010年7月に日本国籍を取得[4]2011年ラグビーワールドカップ2011の日本代表に選出された[5]

2015年ラグビーワールドカップ2015の日本代表に選ばれる[6]。自身にとって最後のチャンスと位置付けて挑んだ大会で代表チームの躍進に大きく貢献し、ベースボール・マガジン社が発行する『ラグビーマガジン』12月号において、『読者が選ぶワールドカップMVP』に断トツの票数で選出された。最後の試合となったアメリカ戦終了後のインタビューで代表引退を表明していたが、2017年6月に再び代表に選出。

2019年2月にはサンウルブズの2019年スコッドに追加招集された[7]。また同年8月、ラグビーワールドカップ2019の日本代表に選出された[8]。9月20日にW杯開幕戦のロシア戦において、日本代表で初のワールドカップ4大会連続出場を達成し、ワールドカップ史上3番目、日本代表としては最年長(38歳157日)のワールドカップ試合出場選手となった[9]

また、同大会4試合目のスコットランド戦で自身通算13試合目のW杯試合出場となり、W杯の日本代表選手最多出場試合数記録を更新した[10]。準々決勝南アフリカ戦も先発出場し、記録を14試合に伸ばした。

その南アフリカ戦において、38歳6か月4日での出場で71キャップ目を獲得し、日本代表の最年長キャップ獲得者になった[11]

W杯閉幕後、トップチャレンジリーグ2019-20シーズンに出場し、2020年1月19日の最終戦・近鉄対栗田工業戦(秩父宮)をもって現役を引退した[12]。2月3日に近鉄のアドバイザーへの就任が発表され、引退後は母国ニュージーランドで農場を経営する傍ら、近鉄のチーム強化と近鉄グループのPRにも携わった[13][14]

2021年11月13日、シャイニングアークス東京ベイ浦安に1年10か月ぶりに選手として復帰することになった[15][16]

2022-23シーズンはチーム改編となり、DIVISION2の浦安D-Rocks在籍となる。

2023年5月18日、引退を発表[17][18]

2023年5月20日から11月20日まで、同年秋開催のラグビーワールドカップ2023において、日本ラグビーフットボール協会から「ラグビー日本代表応援サポーター」の1人に任命される[19]

2024年1月26日、浦安D-Rocksの公式アンバサダーに就任した[20]

人物

出演

CM

出典

  1. ^ ““桜の誇り”胸に 外国出身選手「日本に恩返し」”. 佐賀新聞. (2015年9月23日). http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10104/232222 2015年10月4日閲覧。 
  2. ^ a b c 日本ラグビーフットボール協会 日本代表選手プロフィール トンプソンルーク . 日本ラグビーフットボール協会. 2023年5月25日閲覧。
  3. ^ お帰り!ラグビー日本代表トンプソン・ルーク選手「東大阪、めっちゃいい場所」 - 週刊ひがしおおさか 2015年11月4日
  4. ^ 07年日本代表 トンプソンが日本国籍取得 スポーツニッポン 2010年8月15日
  5. ^ 「ラグビーワールドカップ2011 ニュージーランド大会」日本代表メンバー 日本ラグビーフットボール協会 2011年8月22日
  6. ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2015」最終登録メンバー - 日本ラグビーフットボール協会 2015年8月31日
  7. ^ 追加招集選手のお知らせ. サンウルブズ(2019年2月5日). 2019年3月8日閲覧。
  8. ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2019」最終登録メンバーのお知らせ . 日本ラグビーフットボール協会(2019年8月29日). 2019年9月8日閲覧。
  9. ^ “トンプソン、38歳157日で日本代表最年長出場”. スポーツ報知 (2019年9月21日). 2023年5月18日閲覧。
  10. ^ トンプソン、歴代単独1位のW杯13戦「最後のW杯、めっちゃ勝ちたい」 スポーツ報知 2019年10月14日
  11. ^ worldrugby.org. “日本代表歴代最多98キャップの“鉄人”大野選手、現役引退 | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2021年10月29日閲覧。
  12. ^ 最後の最後までいつも通りのトモさん。現役ラストゲームで残した足跡は。 ラグビーリパブリック 2020年1月21日
  13. ^ “トンプソン「このチームは特別」誇り胸に代表引退、今季プレー後は母国で農場経営へ”. スポニチアネックス. 2019年10月23日閲覧。
  14. ^ トンプソン・ルークが近鉄アドバイザー就任「おじいちゃんだから選手は終わり。ライナーズが強くなることが一番の願い」 スポーツ報知 2020年2月3日
  15. ^ “2021-2022シーズン 追加入団選手のお知らせ | 2021-2022 SEASON | ニュース | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安”. www.ntt.com. 2021年11月13日閲覧。
  16. ^ “40歳トンプソン復帰の理由 相乗効果に期待 ラグビーリーグワン浦安 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年11月13日閲覧。
  17. ^ “2022-23シーズン退団選手・スタッフのお知らせ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2023年5月18日). 2023年5月18日閲覧。
  18. ^ “【リーグワン】浦安LOトンプソンが2度目の引退 日本代表キャップ71、W杯は4大会連続出場”. スポニチアネックス. 2023年5月18日閲覧。
  19. ^ “ジャパンラグビーアンバサダー2023 ならびに ラグビー日本代表応援サポーター2023 就任のお知らせ”. 日本ラグビーフットボール協会. 2023年5月31日閲覧。
  20. ^ 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “浦安D-Rocks、トンプソン ルーク氏の公式アンバサダー就任のお知らせ | 【公式】ジャパンラグビー リーグワン”. 【公式】NTTジャパンラグビー リーグワン. 2024年1月26日閲覧。
  21. ^ トンプソンが、なぜレンコンを!?東大阪商団連が近鉄ライナーズとコラボでお買い物促進ポスター制作 . 週刊ひがしおおさか(2019年2月6日).
  22. ^ (日本語) リーチマイケル&江口洋介が乾杯!トンプソンルークもサプライズ登場/本麒麟CM60+インタビュー, https://www.youtube.com/watch?v=lpvkak5G5hA 2021年11月13日閲覧。 
  23. ^ (日本語) 広瀬すず、ラグビー日本代表6名と七福神に変身「お正月を写そう♪2020 ラグビー七福神・音チェキ」篇, https://www.youtube.com/watch?v=JHRAP4wF4r4 2021年11月13日閲覧。 

外部リンク

日本の旗 歴代ラグビー日本代表キャップ保持者【FW:フロントロー以外篇:224名】
1930年代 (17名)
  • 三島実
  • 知葉友雄
  • 吉沢秀雄
  • 和田志良
  • 清水精三
  • 大野信次
  • 岡田由男
  • 都志悌二
  • 足立卓夫
  • 真野喜平
  • 米華真四郎
  • 田治正浩
  • 田川博
  • 伊藤英夫
  • 山口和夫
  • 鍋加弘之
  • 山本春樹
1950年代 (25名)
  • 田中昭
  • 橋本晋一
  • 藤井厚
  • 高橋勇作
  • 広畠登
  • 竹谷武
  • 土屋俊明
  • 大和貞
  • 北島輝夫
  • 原田秀雄
  • 梅井良治
  • 松重正明
  • 真野克宏
  • 柴田孝
  • 山崎靖彦
  • 須藤孝
  • 小原隆一
  • 片倉胖
  • 尾崎政雄
  • 田中聖二
  • 大塚謙次
  • 宮島欽一
  • 冨永栄喜
  • 龍野和久
  • 山田敬介
1960年代 (13名)
1970年代 (20名)
1980年代 (24名)
1990年代 (27名)
2000年代 (44名)
2010年代 (43名)
2020年代 (11名)
  • プロップ
  • フッカー
  • FWフロントロー以外
  • スクラムハーフ
  • BK9番以外
日本の旗サンウルブズ 2019年シーズンスコッド
FW

浅原拓真 - 稲垣啓太 - アレックス・ウォントン - コナン・オドネル - 具智元 - ヴァルアサエリ愛 - ヘンカス・ファン・ヴィック - サム・プラットリー - パウリアシ・マヌ - 三浦昌悟 - 三上正貴 - クレイグ・ミラー キャプテン - 山下裕史 - 北出卓也 - 坂手淳史 - 庭井祐輔 - ジャバ・ブレグヴァゼ - ネイサン・ベラ - 堀江翔太 - アニセサムエラ - マーク・アボット - 大戸裕矢 - トンプソンルーク - 長谷川崚太 - グラント・ハッティング - 姫野和樹 - ヴィンピー・ファンデルヴァルト - カラ・プライアー - ヘルウヴェ - ジェームス・ムーア - トム・ロウ - ラーボニ・ウォーレン=ボスアヤコ - エドワード・カーク - ベン・ガンター - 徳永祥尭 - ツイヘンドリック - 西川征克 - ダン・プライアー - 松橋周平 - リーチマイケル - アマナキ・レレィ・マフィ - ピーター・ラピース・ラブスカフニ

BK
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日本の旗 ラグビー日本代表 - 出場大会
浦安D-Rocks – 2023-24年シーズンスコッド
FW
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