ユーラシアプレート

ユーラシアプレート

ユーラシアプレート: Eurasia Plate)は、東シベリアインド亜大陸アラビア半島の3地域を除くユーラシア大陸地殻及びマントル上方のリソスフェアを形成する大陸プレートである。

周辺のプレートとの関係

大西洋中央海嶺から北極海ベルホヤンスク山脈間宮海峡日本海東部、本州中部にかけての長いラインで北アメリカプレートと接している。また、相模トラフから南海トラフ南西諸島海溝フィリピン海溝にかけての海域ではフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいる。日本付近のプレートについては諸説あり、過去には日本列島全体がユーラシアプレートに属するという見方がされてきたが、日本海東縁変動帯で地震が多発したことなどから糸魚川静岡構造線辺りを境界に東日本が北アメリカプレートに属するという見方が主流となり、最近ではさらに細かく分けて西南日本はアムールプレート、東北日本はオホーツクプレートとする説も出てきている[1]

ニューギニア島西方沖からスンダ海溝にかけてオーストラリアプレートが沈み込んでおり、アラカン山脈パトカイ山脈では同プレートと衝突している。ヒマラヤ山脈ではインドプレートと衝突して高い山脈を形成している。ザグロス山脈南端からシリア北部、キプロス島付近でアラビアプレートと、キプロス島からジブラルタル海峡アゾレス諸島付近でアフリカプレートとそれぞれ衝突しており、アゾレス諸島付近ではトランスフォーム断層を作っている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ プレートテクトニクス(防災科学技術研究所 Hi-net)

参考文献

  • ユーラシアプレート 国立天文台 水沢

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ユーラシアプレートに関連するカテゴリがあります。

ユーラシアプレートに含まれることのあるプレート

外部リンク

  • プレートが三重会合する関東・東海地方の地殻活動様式
  • アイスランド南部・ラキ(Laki)の噴火割れ目とラカギガル (Lakagigar) 火口列 地學雜誌 Vol.105 (1996) No.4 P Plate1-Plate2
理論
地球の構造
プレート境界
地殻変動
 
プレート
ユーラシア
フィリピン海
太平洋
北アメリカ
カリブ
ココス
南アメリカ
ナスカ
南極
  • -
アフリカ
アラビア
  • -
インド・オーストラリア
埋没プレート
  • アプリア
  • エクスプローラー
  • ゴルダ
  • カプリコーン
 
トピックス
超大陸
古海洋
古期地殻変動
主要なプレート境界
Category:プレートテクトニクス/プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学
日本の地質
地殻
プレート
プレート境界
断層構造線
海溝
地溝帯
構造線
歪集中帯
地質
構造帯地層
  • 渡島帯
  • 礼文・樺戸帯
  • 空知・蝦夷帯
  • 日高帯
  • 常呂帯
  • 根室帯
  • 上越帯
  • 足尾・八溝帯
  • 阿武隈帯
  • 南部北上帯
  • 北部北上帯
  • 丹沢帯
  • 隠岐帯
  • 飛騨帯
  • 飛騨外縁帯
  • 三郡帯
  • 秋吉帯
  • 舞鶴帯
  • 超丹波帯
  • 丹波帯
  • 美濃帯
  • 領家帯
  • 三波川帯
  • 秩父帯
  • 黒瀬川帯
  • 四万十帯
  • 対馬帯
  • 西彼杵帯
  • 八重山層群
  • 宮良層群
  • 島尻層群
  • 琉球層群
考え方
島弧
一覧
カテゴリCategory:日本の地形