大樹町多目的航空公園

大樹町多目的航空公園
大樹町多目的航空公園
大樹町多目的航空公園付近の空中写真。
2019年9月21日撮影の4枚を合成作成。

国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
地図
IATA: N/A - ICAO: N/A
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 北海道大樹町
種類 場外離着陸場
運営者 大樹町
標高 15.2 m (50 ft)
座標 北緯42度30分00秒 東経143度26分30秒 / 北緯42.50000度 東経143.44167度 / 42.50000; 143.44167座標: 北緯42度30分00秒 東経143度26分30秒 / 北緯42.50000度 東経143.44167度 / 42.50000; 143.44167
地図
大樹町多目的航空公園の位置(北海道内)
大樹町多目的航空公園
大樹町多目的航空公園
北海道の地図を表示
大樹町多目的航空公園の位置(日本内)
大樹町多目的航空公園
大樹町多目的航空公園
日本の地図を表示
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
08/26 1000×30 舗装
リスト
空港の一覧
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大樹町多目的航空公園(たいきちょうたもくてきこうくうこうえん)は、北海道広尾郡大樹町にある場外離着陸場1995年(平成7年)にオープンした。現在、JAXA大学研究所、防衛省技術研究本部(現防衛装備庁)等が、協定により使用し、航空に関する各種実験を行っている他、農薬散布やグライダー滑空場としても施設が提供されている。

2008年、JAXAは大樹町と協定を結び、大樹町多目的航空公園内に、それまで岩手県大船渡市三陸大気球観測所で行っていた大気球実験を行う拠点を移設・設置するとともに、当公園内の各JAXA施設を総称して「大樹航空宇宙実験場」とした。

将来的には、日本の再使用型宇宙往還機HOPEの帰還用滑走路の誘致を目指すとしており、新ロケット射場の建設候補地の一つとしても名前が挙がっている[1][2]。この地域を中心として、民間主導の宇宙港北海道スペースポート」を建設する計画が進められている。

大樹町多目的航空公園で行われている実験

成層圏プラットフォーム (JAXA、富士重工業)
地上20 km成層圏に常に滞空して、地球観測や通信等を行う飛行船
  • 成層圏プラットフォーム大樹実験場
    成層圏プラットフォーム大樹実験場
CAMUIロケット (HASTIC)
北海道の大学や民間企業が合同で開発を進めており、多くの発射実験がここで行われている。
再使用型宇宙往還機HOPE (JAXA)
H-IIロケットで打ち上げられ、自律飛行で宇宙空間から帰還する小型機。HOPE計画は事実上中止されたが、技術研究は継続して行っている。
スペースプレーン (JAXA)
宇宙空間を飛行する飛行機。基礎研究を行っている。
リフティングボディー機 (JAXA)
飛行翼に拠らず、胴体だけで浮揚することが可能な航空機。実験開始に当たっての準備作業を行っている。
P-1哨戒機 (防衛省技術研究本部)
P-3C対潜哨戒機に代わって海上自衛隊に配備された次期哨戒機。エンジン試験を行っている。
TACOM無人航空機 (防衛省技術研究本部)
飛行実験を行った。
係留気球による通信実験(ソフトバンク
災害時に気球を使って携帯電話回線を復旧させる仕組み。[3]

その他、各大学や民間研究グループによる小型ロケット、飛行船、無人航空機の開発、騒音測定など。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 大樹町、ロケット射場候補地に浮上|WEB TOKACHI-十勝毎日新聞
  2. ^ 射場・大樹へ期待感 政府関係者ら視察続々
  3. ^ 気球に設置する携帯電話に関する実験試験局に免許

外部リンク

  • 大樹町多目的航空公園の概要(大樹町)
  • JAXA | 大樹航空宇宙実験場
  • 大樹航空宇宙基地構想 HOKKAIDO SPACEPORT 〜FINAL FRONTIER〜 - 十勝毎日新聞電子版
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場外離着陸場など
  • 印は供用廃止となった空港・ヘリポート。印は定期便が就航していない空港等(無期限運休中・供用休止中を含む)
    C印は関税法上の税関空港、I印は入管法上の出入国港、Q印は検疫法上の検疫飛行場