ホルヘ・ソレア

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はソレア第二姓(母方の姓)はカスティーヨです。
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ホルヘ・ソレール
ホルヘ・ソレア
Jorge Soler
サンフランシスコ・ジャイアンツ #2
カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2018年5月9日)
基本情報
国籍ハイチの旗 ハイチに亡命)
出身地  キューバ
ハバナ州ハバナ
生年月日 (1992-02-25) 1992年2月25日(32歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 アマチュアFA
初出場 2014年8月27日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム キューバの旗 キューバ
この表について
この表はテンプレートを用いて表示しています。編集方法はTemplate:Infobox baseball playerを参照してください。

プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

ホルヘ・カルロス・ソレア・カスティーヨJorge Carlos Soler Castillo, 英語発音:/ˈhɔrheɪ soʊˈlɛr/[1]1992年2月25日 - )は、キューバ共和国ハバナ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。サンフランシスコ・ジャイアンツ所属。

経歴

プロ入り前

2009年からセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルバケーロス・デ・ラ・アバナでプレー。

2010年には第24回AAA世界野球選手権大会キューバ代表として参加。銅メダルを獲得した。打率.304、出塁率.500、長打率.522を記録し、9四球はこの大会で2番目の記録だった[2]レオネス・デ・インドゥストリアレスにも参加した。

2011年ハイチへ亡命した[3]

2012年6月2日にアメリカ合衆国財務省外国資産管理局(英語版)がメジャーリーグのフリーエージェント権を認め、球団との交渉が解禁となった。

プロ入りとカブス時代

2012年6月30日にシカゴ・カブスと総額3000万ドルの9年契約に合意[4][5]。メジャー契約のため40人枠入りした。契約後はルーキー級アリゾナリーグ・カブスで14試合に出場。8月にA級ピオリア・チーフスへ昇格。A級ピオリアでは20試合に出場して打率.338、3本塁打、15打点、4盗塁の成績を残した。

2013年はA+級デイトナ・カブスでプレーし、55試合に出場して打率.281、8本塁打、35打点、5盗塁の成績を残した。

シカゴ・カブス時代
(2014年9月24日)

2014年8月27日の対シンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。「5番・右翼手」として先発起用され、初打席初本塁打を記録した。3試合目となる8月29日の試合では1試合2本塁打を記録した。デビューからシーズン閉幕まで31試合中24試合で先発起用された。

2015年セントルイス・カージナルスとのディビジョンシリーズでポストシーズン初出場を果たし、第1戦で代打で初打席を迎えてから9打席連続出塁を記録した(1単打、1二塁打、2本塁打、5四球)。NLDSで打率.571(7打数4安打)、2本塁打、4打点、OPS2.341、ニューヨーク・メッツとのリーグチャンピオンシップシリーズでも打率.417(12打数5安打)、1本塁打、1打点と好成績を残した。

2016年は86試合に出場した。クリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズでロースター入りし、初めてワールドシリーズ優勝を経験した。

ロイヤルズ時代

2016年12月8日にウェイド・デービスとのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[6]

2017年は故障や不調に苦しみ、6月2日にAAA級オマハ・ストームチェイサーズに降格した。オマハでは74試合で打率.267、24本塁打、59打点を記録し、ロイヤルズでは35試合に出場し、打率.144、2本塁打、6打点を記録した[7]

2018年は開幕を正右翼手として迎えた。しかし、左足指を骨折し6月中旬に故障者リストに入った後は、リハビリでAAA級オマハで数試合出場したが、MLBに昇格することはなかった。61試合に出場し、打率.265、9本塁打を放った[8][9]

カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2019年8月25日)

2019年は故障から復帰し、右翼手で出場することもあれば指名打者としても起用されることもあった。9月3日に39本目となる本塁打を放ち、マイク・ムスターカスが保持していたロイヤルズの単年本塁打記録を更新した。[10]翌夜には、40本目となる本塁打を放った[11]。シーズンでは、打率.265、リーグ1位の48本塁打を記録したが、その一方でリーグワーストの178三振も喫した[12]

ブレーブス時代

2021年7月30日にケイシー・カリッチとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[13]ヒューストン・アストロズとのワールドシリーズで活躍し、ブレーブスの26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝に貢献し、自身2度目のワールドシリーズ優勝を経験した[14]。また、シーズン途中加入の選手としては1969年ドン・クレンデノン2018年スティーブ・ピアース以来3人目、キューバ出身選手としては1997年リバン・ヘルナンデス以来2人目となるワールドシリーズMVPを受賞した[15]。 オフの11月3日にFAとなった[16]

マーリンズ時代

2022年3月21日にマイアミ・マーリンズと3年総額3600万ドルの契約を結んだ[17]。オプションとして2022年と2023年のオフに契約を破棄してFAになれるオプトアウトの権利が付く[18]。72試合の出場で打率.207、13本塁打、34打点だった。

2023年7月2日に選手間投票で初となるオールスターゲームに選出された[19]。137試合の出場で打率.250、36本塁打、75打点だった。オフの11月3日に契約延長オプションを破棄し、FAとなった[20]

ジャイアンツ時代

2024年2月19日にサンフランシスコ・ジャイアンツと3年契約を結んだ[21]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014 CHC 24 97 89 11 26 8 1 5 51 20 1 0 0 2 6 0 0 24 3 .292 .330 .573 .903
2015 101 404 366 39 96 18 1 10 146 47 3 1 0 3 32 5 3 121 9 .262 .324 .399 .723
2016 86 264 227 37 54 9 0 12 99 31 0 0 0 3 31 0 3 66 5 .238 .333 .436 .769
2017 KC 35 110 97 7 14 5 0 2 25 6 0 0 0 0 12 1 1 36 5 .144 .245 .258 .503
2018 61 257 223 27 59 18 0 9 104 28 3 1 0 2 28 0 4 69 6 .265 .354 .466 .820
2019 162 679 589 95 156 33 1 48 335 117 3 1 0 4 73 3 10 178 16 .265 .354 .569 .922
2020 43 174 149 17 34 8 0 8 66 24 0 0 0 1 19 0 3 60 3 .228 .326 .443 .769
2021 94 360 308 38 59 16 0 13 114 37 0 0 0 3 38 0 5 97 9 .192 .288 .378 .658
ATL 55 242 208 36 56 11 0 14 109 33 0 0 0 2 29 0 1 45 3 .269 .358 .524 .882
'21計 149 602 516 74 115 27 0 27 223 70 0 0 0 5 67 0 6 142 12 .223 .316 .432 .749
2022 MIA 72 306 270 32 56 13 0 13 108 34 0 2 0 1 31 1 3 90 9 .207 .295 .400 .695
2023 137 580 504 77 126 24 0 36 258 75 1 0 0 4 66 4 6 141 20 .250 .341 .512 .853
MLB:10年 870 3473 3030 416 736 163 3 170 1415 452 11 5 0 25 365 14 39 927 88 .243 .330 .467 .797
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



左翼(LF) 右翼(RF)
























2014 CHC - 24 44 2 2 1 .958
2015 - 95 144 4 1 1 .993
2016 53 65 1 0 0 1.000 7 4 0 1 0 .800
2017 KC 7 10 1 0 0 1.000 15 26 0 0 0 1.000
2018 - 52 117 2 3 0 .975
2019 - 56 97 3 3 0 .971
2020 - 8 12 0 0 0 1.000
2021 KC - 46 66 0 1 0 .985
ATL - 50 75 3 2 0 .975
'21計 - 96 141 3 3 0 .980
2022 MIA 57 89 4 0 0 1.000 -
2023 - 32 42 0 0 0 1.000
MLB 117 164 6 0 0 1.000 385 627 14 13 2 .980
  • 2023年度シーズン終了時

タイトル

  • 本塁打王:1回(2019年)

表彰

記録

背番号

  • 68(2014年 - 2016年)
  • 12(2017年 - 2023年)
  • 2(2024年 - )

脚注

注釈

出典

  1. ^ “英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2019年8月6日閲覧。
  2. ^ John Arguello (2012年1月30日). “Cubs are heavily scouting Cuban players | Cubs Den”. Chicagonow.com. 2012年6月12日閲覧。
  3. ^ “Chicago Cubs sign Cuban prospect Jorge Soler”. USATODAY.COM. 2021年11月3日閲覧。
  4. ^ "Cubs, Outfielder Jorge Soler agree to terms on nine-year Major League deal" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 30 June 2012. 2016年12月8日閲覧
  5. ^ Carrie Muskat (2012年6月30日). “Cubs finalize pact with Cuban outfielder Soler” (英語). MLB.com. 2016年12月8日閲覧。
  6. ^ Jeffrey Flanagan (2012年6月30日). “Royals send closer Davis to Cubs for Soler” (英語). MLB.com. 2016年12月8日閲覧。
  7. ^ “Jorge Soler Stats, Highlights, Bio - MiLB.com Stats - The Official Site of Minor League Baseball”. MiLB.com. 2018年5月21日閲覧。
  8. ^ Calcaterra, Craig (2018年9月2日). “Jorge Soler unlikely to return in 2018 – HardballTalk”. Mlb.nbcsports.com. 2019年10月7日閲覧。
  9. ^ https://www.espn.com/mlb/story/_/id/23809672/jorge-soler-kansas-city-royals-fractured-bone-foot
  10. ^ Flanagan, Jeffrey (2019年9月4日). “Jorge Soler sets Royals home run record”. MLB.com. 2019年10月7日閲覧。
  11. ^ https://www.wxyz.com/sports/jorge-soler-hits-40th-hr-of-season-in-royals-win-over-tigers
  12. ^ “2019 American League Batting Leaders”. Baseball-Reference.com (1970年1月1日). 2019年10月7日閲覧。
  13. ^ “Braves To Acquire Jorge Soler” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月30日閲覧。
  14. ^ Anthony Castrovince (2021年11月2日). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. 2021年11月3日閲覧。
  15. ^ Adam McCalvy (2021年11月2日). “Soler clears train tracks, hauls in Series MVP” (英語). MLB.com. 2021年11月3日閲覧。
  16. ^ “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2021年11月3日). 2021年11月5日閲覧。
  17. ^ “Press release: Miami Marlins sign outfielder Jorge Soler”. www.mlb.com. 2022年3月22日閲覧。
  18. ^ “Marlins To Sign Jorge Soler” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年3月22日閲覧。
  19. ^ Thomas Harrigan (2023年7月2日). “Breaking down the full 2023 All-Star Game rosters” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。
  20. ^ “39 Additional Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月6日). 2023年11月10日閲覧。
  21. ^ “Giants boost lineup, sign Soler to 3-year deal” (英語). MLB.com (2024年2月19日). 2024年2月25日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ホルヘ・ソレアに関連するカテゴリがあります。

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Cuban Baseball Career statistics(プレーオフや選抜リーグなども合算したキューバ国内リーグ通算成績)
  • Jorge Soler stats MiLB.com (英語)
  • Jorge Soler (@JorgeSoler68) - X(旧Twitter)
  • Jorge Soler (@jorgesoler12) - Instagram
サンフランシスコ・ジャイアンツ ロースター
投手
捕手
内野手
外野手
監督・コーチ
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2024年5月13日更新
 
業績
アメリカンリーグ本塁打王
1900年代
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
 
ワールドシリーズ ロースター
シカゴ・カブス 2016年のワールドシリーズ ロースター
   

監督
70 ジョー・マドン

コーチ
01 ゲイリー・ジョーンズ(三塁)
04 デーブ・マルティネス(ベンチ)
11 ジョン・マリー(打撃)
16 ブランドン・ハイド(一塁)
25 クリス・ボシオ(投手)
35 レスター・ストロード(ブルペン)
58 マイク・ボーゼロ(捕手)
64 ヘンリー・ブランコ(クオリティコントロール)
77 エリック・ヒンスキー(打撃補佐)

アトランタ・ブレーブス 2021年のワールドシリーズ ロースター
   


27 オースティン・ライリー
30 カイル・ライト
33 A.J.ミンター
36 イアン・アンダーソン
38 ギジェルモ・エレディア
50 チャーリー・モートン
51 ウィル・スミス
54 マックス・フリード
55 クリス・マーティン
60 ジェシー・チャベス
64 タッカー・デービッドソン
68 タイラー・マツェック
74 ディラン・リー
77 ルーク・ジャクソン

監督
43 ブライアン・スニッカー

コーチ
02 エリック・ヤング(一塁)
04 ウォルト・ワイス(ベンチ)
10 チッパー・ジョーンズ(打撃コンサルタント)
28 ケビン・サイツァー(打撃)
37 ロン・ワシントン(三塁)
39 リック・クラニッツ(英語版)(投手)
57 サル・ファサーノ(英語版)(捕手)
59 ホセ・カストロ(英語版)(打撃補佐)
70 ボビー・マガヤネス(打撃補佐)

  • 表示
  • 編集