Yammer

曖昧さ回避 日本の農機具・建設機械メーカーについては「ヤンマー」をご覧ください。
Yammer
URL www.yammer.com
タイプ エンタープライズ・ソーシャル・ネットワーク・サービス
運営者 マイクロソフト
設立者 デビッド・ザックス
開始 2008年9月8日

Yammer(ヤマー、またはヤンマー)は2008年9月にリリースされた、エンタープライズ向けのソーシャル・ネットワーク・サービス。Yammerは不特定多数にメッセージが公開されるTwitterと違い、組織内や組織のメンバーや指名されたグループの間でプライベートなコミュニケーションを取るために利用され、エンタープライズ向けのソーシャル・ソフトウェアの例として挙げられる。Yammerは元々エンタープライズ向けのミニブログサービスとしてリリースされ、その後完全なエンタープライズ向けのソーシャル・ネットワーキング・サービスとして発達を遂げた。2012年6月25日、マイクロソフトが12億USドル(約950億円)で買収すると発表[1]、同年7月19日に買収を完了した[2]

Yammer内のネットワークへのアクセスは利用者のメールアドレスのドメインによって決定され、同じドメインを持つ利用者だけが自らの所属するネットワークに入ることが出来る。

2012年時点で世界中で500万人以上の利用者と20万以上の企業で利用されている[1]。また、Yammerは四半期ごとに利益を倍増させているとも言われている[誰?]

沿革

Yammerは2008年9月8日のTechCrunch50 conferenceで事業を開始した。会議でのレポートによると、TechCrunchのエリック・ションフェルドはYammerを「Twitterのエンタープライズ版だ」と評した。

創業者であるデビッド・ザックスはTechCrunch50でYammerを立ち上げ、Yammerはエンタープライズ版のTwitterであり、Twitterは『今何してる?』と聞くが、Yammerは『今何の仕事してる?』と聞くものだとしている。元々Geni(デビッド・ザックスの立ち上げていた企業)のエンジニアは自社のためにYammerを開発したが、ザックスがこのサービスを気に入り、自らの会社として立ち上げることに決めた。

2010年2月には、「コミュニティ」機能がリリースされ、ドメインによってアクセスが制限されないネットワークとなっており、これにより顧客やパートナー、サプライヤなどのグループと連携することが出来るようになった。同年9月にはYammer 2.0が次世代プラットフォームとしてリリースされ、より高性能なエンタープライズ向けソーシャル・ネットワークとなった。新しいバージョンではより従来のコミュニケーション・プラットフォームを超えるものとしてデザインされており、ビジネス用のFacebookにあたるものとして説明されている。

Yammerはサードパーティーによる開発やアプリケーションのユーザーへの直接販売も可能としている。

利用料金

Yammerはフリーミアムモデルで提供されており、無料の基本機能を提供しながら、有料サービス(1ユーザ1月3ドルのシルバーバックと1ユーザ1月5ドルのゴールドパック)を提供している。有料サービスでは、管理機能、強固なセキュリティツール、データのエクスポート、キーワード監視、ディレクトリ統合、ネットワーク分析、Microsoft SharePointとの統合、顧客担当の割り当てなどの機能が利用できる。また、大企業や教育機関、非営利組織向けのディスカウントも提供されている。

Microsoft 365 Business Basic(旧称 Office 365 Business Essentials)やMicrosoft 365 Business Standard(旧称 Office 365 Business Premium)等のMicrosoft 365(旧称 Office 365)のサービスとしても提供されており、同プランのユーザーはYammer エンタープライズを追加料金なしで使用できる。

特徴

メッセージ投稿などのミニブログサービスに加えて、下記の機能が利用できる:

  • 返信およびスレッドでの会話
  • トピックというタグ付け機能
  • ネットワーク内での公開・非公開のグループ
  • 組織外の利用者の利用を許可するコミュニティ機能
  • ファイルおよび画像の貼付
  • イベント、投票、質問のアプリケーション
  • 安全なダイレクトメッセージの送信
  • オンラインメンバーの把握機能
  • インスタントメッセージやSMS、Emailを通したメッセージの送受信

出典

  1. ^ a b “米マイクロソフト、新興SNS「ヤマー」買収へ”. 読売新聞. (2012年6月26日). https://web.archive.org/web/20120627140426/http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120626-OYT1T01019.htm 2012年6月26日閲覧。 
  2. ^ “Microsoft、Yammerの買収を完了”. ITmedia. (2012年6月26日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/20/news076.html 2013年6月24日閲覧。 

外部リンク

  • Yammer
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