靴底

インソール、ミッドソール、アウトソール

靴底(くつぞこ、: sole)は、の最下層部を形成する部品[注 1]。もしくは、地面に接する面のみを特に指すこともある。

特徴

滑りにくいように溝が彫られているものも多い(ワークブーツにおけるビブラムソールなど)。また、スポーツメーカーを中心に、クッション性を追究する企業もある。

素材は、革底、合成底、スポンジ底、ウレタン底、天然ゴム底(ラバーソール)[1]フェルト底などがある。

ポリウレタン底は、軽量で耐摩耗性に優れている反面、経年劣化で加水分解(大気中の水分と結びつき化学分解をおこしてしまう現象)する傾向が大きいといわれている[2][3](保管状態にもよる)。

安全靴の靴底には、踏み抜き防止として中底に鋼板が入っているものもある。

種類の例

トウシューズ
  • エアクッション・ソール[4]
  • リップル・ソール
    • シャーク・ソール[4]
  • ラグ・ソール
    • コマンド・ソール[4]
    • ビブラム・ソール[4]
  • リッジウエイ・ソール[4]
  • ダイナイト・ソール[4]
  • トラクション・ソール[4]
  • チェーントレッド・ソール[4]
  • ビルケンシュトックソール[5]
  • ワッフルソール(ナイキ)[6]
  • ウェーブソール

特殊な靴底

特にランニングシューズなどでは、土踏まず付近部分の面積を小さくしている靴底が多い。逆に、土踏まずをサポートする目的で、靴底中央に2本の細いアーチを設置しているものもある[7]カーリング用シューズは、左右で靴底が異なる(片方がテフロンなど滑りやすい材質でもう一方が滑りづらいゴム)。

一般的な歩行用の靴以外として、下記のようなものが挙げられる。

ギャラリー

脚注

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脚注

  1. ^ ソフトモカシンのように、側部と底部が一体化している履物もある。

出典

  1. ^ 靴の素材について|靴の知識|靴について - MoonStar
  2. ^ 下駄箱のミステリー?! ウレタン底の靴 - 国民生活センター 1997年11月6日
  3. ^ 安全靴セフティスニーカー MS595 - ミドリ安全.com
  4. ^ a b c d e f g h 「百靴事典」 - シューフィル p.75
  5. ^ for Gentlemen ユニオンワークス
  6. ^ ナイキが生んだワッフルソールの名作 [アメカジ] All About
  7. ^ 靴底のツインアーチサポートシステム - ARCOPEDICO(アルコペディコ)
  8. ^ ウエッジソール【wedge sole】の意味 - goo辞書デジタル大辞泉

関連項目

  • 靴#靴底の厚さ
  • en:Heel (shoe)
  • 厚底靴
  • シタビラメ - 靴底という別名がある(くつぞこ【靴底】の意味 - goo辞書「デジタル大辞泉」)
  • ヘリンボーン (模様) - 靴底の区分で、ヘリンボーンソールという種類がある。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、Shoe solesに関連するカテゴリがあります。
ウィキメディア・コモンズには、Shoeprintsに関連するカテゴリがあります。
  • 靴底消毒 - 熊本県
  • Sole Edge コバ - THE GENTLEMEN'S SHOES : 新宿店メンズ館 : 伊勢丹店舗情報
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
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  • チェコ