袋町停留場

曖昧さ回避 袋町駅」はこの項目へ転送されています。かつて新潟県にあった越後交通の駅については「越後交通栃尾線」をご覧ください。
袋町停留場
広島港(宇品)方面ホーム(2005年)
ふくろまち
Fukuro-machi
U1 本通 (0.3 km)
(0.3 km) 中電前 U3
地図
所在地 広島市中区中町・袋町
北緯34度23分28.26秒 東経132度27分22.36秒 / 北緯34.3911833度 東経132.4562111度 / 34.3911833; 132.4562111 (袋町停留場)座標: 北緯34度23分28.26秒 東経132度27分22.36秒 / 北緯34.3911833度 東経132.4562111度 / 34.3911833; 132.4562111 (袋町停留場)
駅番号 U2
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宇品線
キロ程 0.5 km(紙屋町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
2,853[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1912年大正元年)11月23日
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袋町停留場(ふくろまちていりゅうじょう、袋町電停)は、広島市中区中町および袋町にある広島電鉄宇品線路面電車停留場である。駅番号はU2

歴史

袋町停留場は1912年大正元年)、宇品線が紙屋町 - 御幸橋間で開通した際に開設された。戦時中の1942年昭和17年)に停留場は一度廃止されたが[2]、戦後に再び設置されている[3]

戦前、停留場近くには国泰寺の境内に立つクスノキの巨樹があった[2]。クスノキはその脇を抜ける電車の姿とともに広島市内の名所として親しまれ、絵葉書の題材となるほどであったが、原爆投下により焼け枯れて現存しない[2]

年表

構造

宇品線はほぼすべての区間で道路上に軌道が敷設された併用軌道であり、当停留場も道路上にホームが設けられている。ホームは低床式で2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配置されている[4][5]。ただ互いのホームは南北方向にずれて位置しており、北に広島港方面へ向かう下りホームが、南に紙屋町本線方面へ向かう上りホームが置かれている[4][5]

広島平和記念公園に近いことから、広島港方面行き電車の自動放送のアナウンスでは「平和記念公園入口」とアナウンスされている。ふだんは無人駅であるが[4]ひろしまフラワーフェスティバル開催時には整理員が配置される。

運行系統

当停留場には広島電鉄で運行されている系統のうち、1号線、3号線、7号線、それに0号線が乗り入れる。

下りホーム 1号線 広島港ゆき
3号線 日赤病院前ゆき
0号線7号線3号線 広電本社前ゆき
0号線 日赤病院前ゆき
上りホーム 1号線 広島駅ゆき
3号線 広電西広島ゆき
7号線 横川駅ゆき

周辺

停留場前には1992年平成4年)に移転した旧日本銀行広島支店があり、広島市の重要文化財に指定されている[2]。北東には頼山陽史跡資料館が立地している[4]

隣の停留場

広島電鉄
宇品線
本通停留場 (U1) - 袋町停留場 (U2) - 中電前停留場 (U3)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “広島県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c d 『広電が走る街 今昔』69-70頁
  3. ^ a b c 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  4. ^ a b c d 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、10・79頁頁。ISBN 978-4-06-295157-9。 
  5. ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103・109頁頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。 
  6. ^ 南行き(市役所前方面)のみ設置され、北行き(紙屋町・八丁堀・広島駅・牛田本町方面)は本通りバス停が最寄バス停となる。

参考文献

関連項目

外部リンク

  • 袋町 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄
 

八丁堀・広島駅・十日市町方面<<)紙屋町東 / 西 - 本通 - 袋町 - 中電前 - 市役所前 - 鷹野橋 - 日赤病院前 - 広電本社前 - 御幸橋 - (比治山下・的場町方面<<)皆実町六丁目 - 広大附属学校前 - 県病院前 - 宇品二丁目 - 宇品三丁目 - 宇品四丁目 - 宇品五丁目 - *鉄道局前 - *(臨)競輪場入口 - 海岸通 - *宇品桟橋前 - 元宇品口 - 広島港(宇品)
旧線(1935年廃止) : 御幸橋東詰 - 糧秣支廠北裏門 - 糧秣支廠西裏門 - 西土手五丁目 - 向宇品口 - 御幸松 - 宇品終点
現行路線上の*打消線は廃止された停留場