舞洲スラッジセンター

外観
外観
外観

舞洲スラッジセンター（まいしまスラッジセンター）は、大阪府大阪市此花区北港白津（舞洲）にある大阪市建設局の下水汚泥処理場である。

概要

2004年（平成16年）3月に大阪市建設局により建設された。

大阪市内の12箇所の下水処理場より汚泥圧送管でパイプ輸送されて来た[1]汚泥を、当施設で脱水・乾燥させた上で溶融させ、汚泥スラグに処理する。

外観は同じく大阪市により建設され、現在は大阪広域環境施設組合が管理する、ごみ焼却場である大阪広域環境施設組合舞洲工場と同様に、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーによるデザインである。なお、フンデルトヴァッサー自身は当工場の完成を見ることなく、2000年2月に死去している。外壁の赤は炎、青い煙突は大阪湾を表す[2]。

国土交通省による平成16年度第13回いきいき下水道賞の下水道普及啓発活動部門を受賞している[3]。

2022年（令和4年）、当施設の改築については、PFI方式で実施されることとなり[4]、にメタウォーターグループが落札した[5][6][7]。

諸元

  • 所在地：大阪市此花区北港白津2-2-7
  • 敷地面積：約33,900平方m[8]
  • 建物規模：地上6階、地下1階
  • 建築面積：約17,000平方m
  • 延床面積：約40,000平方m
  • 煙突高さ：約120m
  • 汚泥溶融設備：750t/日（150t/日×5基）
    • 計画：900t/日（150t/日×6基）
  • 汚泥脱水設備：300立方m/h（60立方m/h×5台）
    • 計画：360立方m/h（60立方m/h×6台）

沿革

  • 1998年（平成10年）1月 - 本格着工
  • 2004年（平成16年）3月 - 第1期事業完成
  • 2007年（平成19年）3月 - 第2期事業完成
  • 2010年（平成22年）3月 - 第3期事業完成[9]

脚注

  1. ^ パンフレット「大阪市の下水道」 (PDF) 大阪市建設局
  2. ^ “映えスポ　舞洲スラッジセンター”. 日本経済新聞. (2019年7月24日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47685540T20C19A7960E00/ 
  3. ^ 大阪府大阪市 大阪市舞洲スラッジセンター 国土交通省
  4. ^ “大阪市：大阪市汚泥処理施設整備運営事業　入札公告及び入札説明書等の公表について”. https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000563012.html 
  5. ^ “大阪市：報道発表資料　大阪市汚泥処理施設整備運営事業　落札者の決定について”. https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kensetsu/0000587961.html 
  6. ^ “「大阪市汚泥処理施設整備運営事業」の事業契約を締結”. メタウォーター株式会社. (2023年3月30日). https://www.metawater.co.jp/news/2023/03/post-159.html 
  7. ^ “１０２２億円でメタウォーターが落札／汚泥処理施設整備運営事業”. 大阪市: 建設ニュース. (2022年12月26日). https://www.constnews.com/?p=118688 
  8. ^ 大阪市：舞洲スラッジセンター（下水汚泥処理場） （…>下水道>お知らせ）
  9. ^ パンフレット「大阪市の下水道」 大阪市建設局

関連項目

外部リンク

  • 大阪市：舞洲スラッジセンター（下水汚泥処理場）

座標: 北緯34度40分10秒 東経135度24分22秒 / 北緯34.66944度 東経135.40611度 / 34.66944; 135.40611