照応

曖昧さ回避 この項目では、代名詞によってほかの言語要素を指し示すことについて説明しています。ある要素の特徴によって他の語が変化することについては「一致」を、大宇宙と小宇宙の照応という思想については「マクロコスモスとミクロコスモス」をご覧ください。

照応(しょうおう)は、文章談話の中で、代名詞指示語を用いて具体的な何かを指すこと。修辞技法の一つでもある。

文例

「太郎は花子に花をプレゼントをした。彼女は喜んだ。」

2文目の「彼女」は、「花子」である。このように、彼女や彼といった代名詞で、前に出てきたものを指していることを照応という。また、「彼女」と「花子」は、照応関係であると呼ぶ。照応法と呼ぶこともある。

基本的には代名詞は前に出てきたものを指すことが多いが、時には前にでてきてないものを指すことがある。そのため、前に出てきたものを指すものを前方照応、後に出てくるものを指すことを後方照応と区別することもある。

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