歌謡曲ぶっつけ本番

歌謡曲ぶっつけ本番(かようきょくぶっつけほんばん)は朝日放送ラジオ(ABCラジオ)ラジオ番組1975年3月31日から、1989年10月5日まで放送[1]

放送時間

  • 月曜~金曜 14:00~16:00
    放送時期によって、16:15、16:20、16:45まで放送された時期があった。

番組概要

朝日放送は『おはようパーソナリティ中村鋭一です』『おはようパーソナリティ道上洋三です』『フレッシュ9時半!キダ・タローです』など、ラジオで平日早朝の時間帯に生ワイド番組をいち早く編成した。これに対して、平日午後の時間帯は『ポップ対歌謡曲』を始め、単独提供の人気番組や長寿番組が数多く並んでいた。この様な事情から既に放送していた『グアムグアムリクエスト』(毎日放送、現:MBSラジオ)『バンザイ歌謡曲』(ラジオ大阪)などの様な生ワイド番組を編成することが出来なかった。

朝日放送は1975年4月の番組改編で、平日午後の時間帯の番組編成を大幅に変更。『ポップ対歌謡曲』直後の時間帯で当番組の生放送を開始した。

当番組は関西地方を中心に活動していたタレント、フリーアナウンサー、朝日放送のアナウンサーから男女1名ずつのコンビが日替わりでパーソナリティを担当。リスナーからのリクエスト曲を紹介しながら、ニュース、天気予報、道路交通情報。リスナーが参加できるクイズコーナー、自動車電話を搭載したラジオカー「テレッカー」からの生中継コーナー。「ふれあいエプロン」「ふれあいバッグ」を1日10数個リスナーに贈るプレゼントコーナー[2]などを盛り込んで人気を博した。

主なコーナー

  • ミュージックプレゼント (1981年当時)[3]
  • ぶっつけタウンレポート (1981年当時)[3]
  • 東西お笑い劇場 (1981年〜1983年当時)[3][4]
  • ぶっつけ本番ベスト10 (1981年当時)[3]
  • 気軽なパートナー やぁ! お元気ですか ぶっつけスポーツ談義[4]
  • クイズ1・2・3[4]
    硬貨のみで10万円が入った千両箱をこのクイズの正解者の中から1名にプレゼントしていた[2]
  • ベストテン情報 (1982年から)[4]
  • 昼下りの電話帳 (1986年当時)[5]
  • スタンバイOK! こちらテレッカーです (1982年から)[4]
  • ぶっつけふれあいトーク[5]
  • 合言葉プレゼント (1987年10月から)[5]
  • ぶっつけ横丁 (1987年10月から)[5]

主な出演者

  • 上岡龍太郎 (1975年4月〜1979年3月・月曜)
  • 安達治彦 (1975年4月〜1989年9月・水曜)
  • 尾崎千秋 (1975年10月〜1977年3月・金曜 → 1977年4月〜1985年9月・木曜 → 1985年10月〜1987年9月・木曜 → 1987年10月〜1988年3月・金曜)
  • 上田彰 (1977年4月〜1979年3月・金曜 → 1979年4月〜1985年9月・月曜)
  • 桂春蝶 (1979年4月〜1985年9月・火曜 → 1985年10月〜1989年9月・月曜)
  • 末広真樹子
  • 鈴木美智子 (1977年4月〜1979年3月・月曜 → 1979年4月〜1985年9月・火曜 → 1985年10月〜1989年9月・月曜)
  • 尾崎芳子 (1977年4月〜1979年3月・火曜)
  • 小山乃里子 (1977年4月〜1985年9月・水曜 → 1985年10月〜1987年9月・金曜 → 1987年10月〜1989年9月・水曜)
  • 相沢純子 (1977年4月〜1979年9月・木曜)
  • 浅川美智子 (1977年4月〜1985年9月・金曜)
  • 土谷多恵子 (1979年4月〜1985年9月・月曜 → 1985年10月〜1987年9月・水曜 → 1987年10月〜1989年3月・火曜)
  • 川田恵子 (1979年10月〜1985年9月・木曜)
  • 小林京子 (1985年10月〜1987年9月・火曜)
  • 上沼恵美子 (1985年10月〜1989年9月・木曜)
  • 中村鋭一 (1986年10月〜1987年9月・金曜 → 1987年10月〜1989年3月・火曜)
  • 横井くにえ (1987年10月〜1988年3月・金曜)
  • 伊藤秀志 (1989年4月〜9月・火曜)
  • 福田まゆみ (1989年4月〜9月・火曜)

以下の人物は出演時点で朝日放送(当時)アナウンサー。

  • 村井守 (1975年4月〜9月・金曜)
  • 上田博章 (1975年4月〜1979年3月・火曜 → 1979年4月〜1985年3月・金曜)
  • 道上洋三 (1975年4月〜1977年3月・木曜)
  • 乾浩明 (1985年10月〜1989年9月・木曜)
  • 乾龍介 (1985年4月〜1986年9月・金曜)

以下は1988年4月から金曜日に新設された「金曜スペシャル」のパーソナリティ

  • やしきたかじん (1988年4月〜9月)
  • 安井ゆたか (1988年4月〜9月)
  • 桂三枝(現・六代桂文枝)(1988年10月〜1989年9月)
  • シルク(非常階段)(1988年10月〜1989年9月)
  • 久野くみこ (1988年10月〜1989年9月)

番組後期のリニューアル

毎日放送(現:MBSラジオ)は平日午後の時間帯に『それゆけ!』『すみからすみまで角淳一です』の放送を開始した1980年代中盤を境に、高聴取率を記録していた。

当番組はマイナーチェンジやリニューアルで上記の番組に対抗。1985年4月から1986年9月までの1年半は乾龍介と小山のコンビが担当していた金曜日のみ、ABCエキスタ」から公開生放送を行った。1988年4月からは「金曜スペシャル」を新設。「金曜スペシャル・たかじんのぶっつけ本番」→「金曜スペシャル・桂三枝のぶっつけ本番」のタイトルで放送した。

脚注

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  1. ^ 『朝日放送の50年 III 資料集』p.128
  2. ^ a b ラジオライフ』第2巻第6号、三才ブックス、1981年9月1日、31頁。 
  3. ^ a b c d 季刊ランラジオ(自由国民社)1981年12月号 62頁掲載の朝日放送番組表。
  4. ^ a b c d e ラジオ新番組速報版三才ブックス)1982年7月号、1982年秋号 各号掲載の朝日放送番組表。
  5. ^ a b c d ラジオ新番組速報版三才ブックス)1986年春郷〜1989年秋号 各号掲載の朝日放送番組表。

関連項目

  • おしゃべり横丁ABC(当番組の終了後、16:00から開始した生放送番組。放送開始日も当番組と同日)
ABCラジオ 月~金14時台~16時台の番組(1975年3月~1989年10月)
前番組 番組名 次番組
ダイマル・ラケットのみんなの歌謡曲
(14:10~14:50)
もうすぐ3時 ABCティータイム歌謡曲
(14:50~15:00)
空からこんにちは
(15:05~16:30)
歌謡曲ぶっつけ本番
パノラマ大放送
(14:00~17:00)
主なテレビ番組

演芸まんがショー - スターもびっくり ものまね大行進 - パンパカ天国 - テレビナイトショー - ノックは無用! - こんにちは!奥さん2時です - ラブアタック! - ミセス&ミセス - 花の新婚!カンピューター作戦 - クイズ新幹線 - 2時のワイドショー - 激突!お笑いルーレット - 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック - わいわいサタデー - タイガース・フィーバー - ときめきタイムリー - イカにもスミにも - 鶴瓶上岡パペポTV - 探偵!ナイトスクープ - EXテレビ - オールスター感謝祭 - ブロードキャスター - 逸見のその時何が! - 上岡龍太郎にはダマされないぞ! - 上岡龍太郎がズバリ! - THEプレゼンター - 世界とんでも!?ヒストリー - ゴールデンタイム - 新装開店!SHOW by ショーバイ2 - 大発見!恐怖の法則 - 超次元タイムボンバー - プロ野球オールスタースーパーバトル - 超豪華オールスター大集合!!番組対抗 炎の熱血バトル - 上岡龍太郎の金印 - 上岡・ヒロミの花も嵐も - 対決!マイベスト10 - おサイフいっぱいクイズ! QQQのQ - LIVE PAPEPO 鶴+龍

主なラジオ番組
漫画トリオ
関連人物
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六代 桂文枝
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関連項目
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