守屋寿

守屋 寿(もりや ひさし、守屋 壽、1941年 - )は、広島県福山市出身の古地図収集家、実業家。元メリルリンチ日本証券会長。

人物

広島県福山市出身。広島大学附属福山中学校・高等学校を経て、一橋大学卒業、ハーバード大学ハーバード・ビジネス・スクール修了。メリルリンチ日本証券会長などを歴任。古地図収集家としても知られ、2014年以降、郷里福山市の広島県立歴史博物館に古地図等1,226点からなる「守屋寿コレクション」を寄託した。[1][2]同年、コレクションの中から、「享保日本図」の測量原図が発見された[3]。2016年にも同博物館に寄託を行い、日本初の世界地図「万国総図」や「世界人物図」などが発見された。[4][5][6]。2020年には年齢的に能力の限界を感じ蒐集活動を終了。古地図など計1350点全ての所有権が博物館に移転され、個人のコレクションとしては質・量ともに国内最大規模とされた[7]

略歴

社会的活動

著作

  • (翻訳)ラリー・E.グライナー著「組織変更のパターン」『ハーバード・ビジネス・レビューマネジメントライブラリー』インターコンチネンタルマーケティング、1971
  • 「証券市場の変遷とメリルリンチ」資本市場 / 資本市場研究会 [編] (通号 132) 1996-08
  • 「絶対的基準支配の社会へ」金融財政事情 49(18) 1998-05-11
  • 「フルラインビジネスを展開し,さらなる発展を目指す」 資本市場 / 資本市場研究会 [編] (通号 161) 1999-01

脚注

  1. ^ 「国内屈指の古地図コレクター守屋壽の「守屋コレクション」848点が広島歴史博物館に寄託」おくたま経済新聞2014/2/25
  2. ^ 「名門山一を飲み込んだメリルリンチ証券東京支店会長守屋寿は元野村マン」月刊経営塾. 15(5)(187)
  3. ^ 「日本地図:初の全国測量の原図見つかる 徳川吉宗の時代」毎日新聞2014年5月10日
  4. ^ 日本初の木版世界地図 江戸初期に製作、広島で公開 日本経済新聞2016/4/6 21:13
  5. ^ 「広島県立歴史博物館で日本初の木版世界地図見つかる 「万国総図」と「世界人物図」」産経ニュース2016.4.8 07:09
  6. ^ 「日本初、歴博で発見 1645年作、人物図とセット /広島」毎日新聞2016年4月8日
  7. ^ 古地図1350点を寄贈 メリル日本証券元会長朝日新聞デジタル2020年11月6日
  8. ^ 「興銀会長がメリル会長へ/新たな事業機会の創出を」四国新聞2002/03/28 17:40
  9. ^ 「証券取引審議会委員名簿」金融庁

関連項目