パープル・シャドウズ

パープル・シャドウズ(Purple Shadows)は、1968年結成のグループ・サウンズのバンドである。

メンバー

GS時代

2008年12月時点

  • 今井久(ボーカル、ギター)
  • 赤井美紀恵マリリン”(ボーカル)【1991年 - 】
  • 伊藤康夫(ドラムス)【1976年 - 】
  • 門脇優“npeかどわき”(ベース)【1990年 - 】

概要

1968年の結成当時、グループ・サウンズ人気は既に下降線をたどり始めていたが、他のグループ・サウンズとは異なるムード歌謡的な曲調の「小さなスナック」の大ヒットを飛ばす。だがその後はヒット曲に恵まれなかった。その後メンバーの脱退・加入を繰り返し、1980年代には「今井久&パープル・シャドウズ」名義で活動した。

ハワイアン的なムード歌謡風の曲調が特徴。今井のギターをフィーチャーしたインスト・アルバムも発売された。

岡村はその後RVC→BMGビクターでプロデューサー・ディレクターとして活動し、レイジー西城秀樹[1]角松敏生などを担当した。

それから10年後の1979年ロス・インディオス&シルヴィアがカバー・シングルとして発売、翌1980年に掛けて大ヒットとなった「別れても好きな人」は、パープル・シャドウズが本家であった。元はシャッフルのリズムだったが、ロス・インディオス&シルヴィアのカバー・バージョンは、一部歌詞の地名を変更(青山→原宿狸穴高輪など)して落ち着いたムード歌謡曲調にアレンジし直されている。


2007年2月17日、2008年2月22日、2009年2月27日、(BS2グループサウンズ大全集 綿引則史&今井久、2012年1月24日NHK歌謡コンサート(NHK総合)に出演し、「小さなスナック」を披露。

ディスコグラフィー

シングル

  1. 小さなスナック(1968.3.25) -オリコン週間チャート2位、総売上47.0万枚
    • 作詞:牧ミエコ/作曲:今井久/編曲:林一
  2. ラブ・サイン(1968.8.25)
    • 作詞:牧ミエコ/作曲:今井久/編曲:今井久、林一
  3. さみしがりや(1968.11.25)
  4. 土曜日の午後(1969.4.25)
    • 作詞:牧ミエコ/作曲:今井久/編曲:今井久
  5. 別れても好きな人(1969.11.5)
  6. さよならはこわくない(1971.4)
    • 作詞:黒崎わたる/作曲:今井久/編曲:土持城夫
ほか

アルバム

  • 『小さなスナック/パープル・シャドゥズ・アルバム』(1969年1月)
  • 『まごころ/ロマンチック・ギター・サウンド』(1969年11月)
  • 『パーブルシャドウズ・ファースト』

出演

映画

  • 『小さなスナック』(1968年、松竹)

CM

  • 三菱電機 温風暖房機 クリーンヒーター(綿引則史の単独出演・「元パープルシャドウズ」のクレジットあり・1984年)

脚注

  1. ^ 岡村は1975年の「白い教会」~1988年の「33才」までの13年間、西城のディレクターを務めている。午前0時の歌謡祭 TWILIGHT MADE …HIDEKIでは西城と共にプロデュースし、同じく自身がエグゼクティブプロデューサーを担当していた角松との共演を実現させた。

関連項目

外部リンク

  • 団塊の世代の想い出 パープル・シャドウズ ~デビューから解散まで~
典拠管理データベース: 芸術家 ウィキデータを編集
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