タート人 (コーカサス)

タート人
тат, тати, парси, даглы, лохиджихон

タート人の民族旗
アゼルバイジャンのタート人男性(1880年
居住地域
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン25,218人
ロシアの旗 ロシア1,585人
言語
タート語ロシア語アゼリー語
宗教
イスラム教(シーア派が多数、少数のスンナ派)

タート人(タートじん、ムスリム・タート語:татиロシア語: Та́ты英語: Tat people)とは、アゼルバイジャンおよびロシア連邦ダゲスタン共和国南部に居住するイラン系少数民族である。

概要

イラン語群の南西イラン語に含まれるタート語を話す。ターティー人とも[1]

タート人が話すタート語は、ダゲスタン共和国の14の公用語の一つに指定されている[注 1]

タート語山岳ユダヤ人が話すユダヤ・タート語と近い関係にある。

その他のタート人

同じイラン系民族に、イラン北西部に居住し西イラン語群北西イラン諸語に属すタチ語(英語版)を話すタート人(英語版)がいる。

混同されがちだが、イランのタート人(英語版)が話すタチ語(英語版)と、コーカサスのタート人が話すタート語は大きくかけ離れている。

また、タート語を話すアルメニア人の一派もタート人(英語版)と呼ばれる。

そもそも「タート人」という言葉は「非トルコ人」「イラン人」を意味するトルコ語の普通名詞であり、特定の民族名称を表すものではなかった[1]。詳細はタート人 (曖昧さ回避)を参照。

関連項目

注釈

出典

  1. ^ a b 北川誠一「ザカフカースの民族問題と歴史記述」『平成7年度~平成9年度科学研究費補助金重点領域「スラブ・ユーラシアの変動-自存と共存の条件-」一般公募研究研究成果報告書』課題番号:09206201,08206201,07206201、弘前大学、1998年3月。hdl:10129/768。https://hdl.handle.net/10129/768 
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