タイタン23G

タイタン23G
タイタン23Gの初打上げ準備中
タイタン23Gの初打上げ準備中
機能 使い捨て型ロケット
製造 マーティン
開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
大きさ
全高 31.4メートル (103 ft)
直径 3.05メートル (10.0 ft)
質量 117,020キログラム (257,980 lb)
段数 二段または三段
積載量
LEOへの
ペイロード
3,600キログラム (7,900 lb)
極軌道 LEOへの
ペイロード
2,177キログラム (4,799 lb)
HCOへの
ペイロード
227キログラム (500 lb)
打ち上げ実績
状態 退役
射場 ヴァンデンバーグ空軍基地 SLC-4W発射台
総打ち上げ回数 13回
成功 12回
失敗 1回
初打ち上げ 1988年9月5日
最終打ち上げ 2003年10月18日
特筆すべきペイロード クレメンタイン
第一 段
エンジン LR-87ロケット2基
推力 1900kN
比推力 258 秒
燃焼時間 156 秒
燃料 A-50/N2O4
第二 段
エンジン LR-91 ロケット1基
推力 445kN
比推力 316 秒
燃焼時間 180 秒
燃料 A-50/N2O4
第三 段 (オプション) - Star-37XFP-ISS
エンジン 固体燃料ロケット1基
推力 38.03kN
比推力 290 秒
燃焼時間 67 秒
燃料 固体燃料
第三 段 (オプション) - Star-37S
エンジン 固体燃料ロケット1基
推力
比推力 287 秒
燃料 固体燃料

タイタン23G(Titan 23GまたはTitan II SLV)はアメリカ合衆国使い捨て型ロケット。タイタン・シリーズのロケットであり、退役して余剰となっていたタイタン II大陸間弾道ミサイルマーティンが改修し、衛星打ち上げロケットとしたもの。アメリカ空軍アメリカ航空宇宙局アメリカ海洋大気局人工衛星打上げを行なっている。

ミサイルからの改修は、1986年から開始された。1988年から2003年にかけて、13回の打上げを実施している[1] 。本体部分は二段式の液体燃料ロケットであるが、ミッションによっては三段目に固体燃料ロケットを付加したものもあった[1]。14基がミサイルより改修されたが、14基目は打ち上げられずエバーグリーン航空博物館に収納された。

改修にあたっては、第二段上部に人工衛星や第三段ロケットなどのペイロードが取り付けが可能なようにされたほか、エンジンは調整、航法・誘導装置も向上型を用いた。

打上げ場所はタイタンIIIB(英語版)打上げに使用されていたヴァンデンバーグ空軍基地SLC-4W発射台を改修して用いている。13回の打上げは全て、そこで行なわれた。

注釈

  1. ^ a b Krebs, Gunter. “Titan-2”. Gunter's Space Page. 2009年4月29日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、タイタン23Gに関連するカテゴリがあります。
  • http://www.astronautix.com/lvs/titan.htm
現役
計画
退役
各国テンプレート
  • ソビエト連邦の旗/ロシアの旗ソ連・ロシアのロケット
  • アメリカ合衆国の旗アメリカのロケット
  • 欧州連合の旗欧州のロケット
  • 日本の旗日本のロケット
  • 中華人民共和国の旗中国のロケット
  • インドの旗インドのロケット
その他のロケット
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  • 大韓民国の旗韓国: 羅老 - ヌリ
  • ニュージーランドの旗ニュージーランド: エレクトロン
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一覧
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