スマトラ島沖地震 (2010年10月)

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スマトラ島沖地震(2010年10月)
震央の位置
震源の位置(USGS)
本震
発生日 2010年10月25日
発生時刻 14時42分22秒(UTC
21時42分22秒(現地時間
23時42分22秒(JST
震央 インドネシアの旗 インドネシア スマトラ島 パダン南沖280km
南緯3度29分2.4秒
東経100度6分50.4秒(南緯3度29分02秒 東経100度06分50秒 / 南緯3.484度 東経100.114度 / -3.484; 100.114
震源の深さ 20.6 km
規模    モーメントマグニチュード(Mw)7.7
最大震度    改正メルカリ震度IV:ブンクル
津波 3m:南パガイ島
地震の種類 海溝型地震
被害
死傷者数 死者413人
行方不明者163人
被害地域 インドネシアの旗 インドネシア メンタワイ諸島など
出典:特に注記がない場合はUSGSによる。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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スマトラ島沖地震(スマトラとうおきじしん)は、2010年10月25日14時42分22秒 (UTC)[1]インドネシア西部時間 21時42分22秒)にインドネシアで発生した地震。なお、2010年には4月と5月にもスマトラ島付近で大きな地震が発生している(スマトラ島沖地震参照)。

被害

死者約 500名。ムンタワイ諸島などが被害を受けた。被害が大きかったのは西スマトラ州北パガイ島、南パガイ島である。津波地震であった[2]とされており、津波の最大の高さは8m、海岸から500mまで押し寄せた。住民たちによると、大きな揺れを感じた2007年のスマトラ島沖地震では、初頭で津波が観測されなかったため、今回も大丈夫だと思ったという[3]

地震像

津波波形の解析からは、地震モーメントは1.0 x 1021 Nm (モーメントマグニチュード Mw 7.9)と推定される。 津波波形の解析から、スンダ海溝付近の断層面の浅部で大きなすべり(最大6.1m)が発生。

その他

翌日の26日にはジャワ島ムラピ山が噴火し、多数の死傷者が出た。

ジャワ海溝(スンダ海溝)では地震空白域があり、パダン沖などで大きな地震が発生する可能性があるとされている[3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Magnitude 7.7 - KEPULAUAN MENTAWAI REGION, INDONESIA 2010 October 25 14:42:22 UTC
  2. ^ 2010年インドネシア・メンタワイ地震の津波波源 ―現地調査・津波波形モデリングによる
  3. ^ a b じゃかるた新聞:2010年11月12日:最高で高さ8メートルに ムンタワイ諸島の津波 日イの研究者が現地調査 岸から500メートルまで到達
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1月
  • ソロモン諸島 (3日, M7.1)
  • アメリカ・カリフォルニア (10日, M6.5)
  • ハイチ (12日, M7.0)
2月
3月
4月
  • メキシコ北西部 (4日, M7.2)
  • インドネシア・スマトラ島沖 (6日, M7.8)
  • 中国・青海 (13日, M6.9)
  • アフガニスタン (18日, M5.4)
  • オーストラリア南西部 (20日, M5.2)
5月
6月
7月
  • パプアニューギニア・ニューブリテン島 (18日, M7.3)
  • フィリピン・ミンダナオ島 (23日, M7.6)
  • イラン (30日, M5.6)
8月
  • エクアドル (12日, M7.1)
9月
  • ニュージーランド・カンタベリー (3日, M7.1)
10月
  • インドネシア・スマトラ島沖 (25日, M7.7)
11月
12月
地震の発生日時はUTC
スマトラ島沖地震

1797年、1833年、1861年 - 2000年 - 2004年 - 2005年 - 2007年 - 2009年 - 2010年4月 - 2010年5月 - 2010年10月 - 2012年1月 - 2012年4月 - 2016年3月

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