ジュリエット・ビノシュ
ジュリエット・ビノシュ Juliette Binoche | |
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2015年 | |
本名 | Juliette Stalens Binoche |
生年月日 | (1964-03-09) 1964年3月9日(60歳) |
出生地 | フランス パリ12区 |
国籍 | フランス |
職業 | 女優 |
ジャンル | 映画、舞台 |
活動期間 | 1983年 - |
主な作品 | |
『汚れた血』 『存在の耐えられない軽さ』 『ポンヌフの恋人』 『ダメージ』 『トリコロール/青の愛』 『イングリッシュ・ペイシェント』 『コード・アンノウン』 『ショコラ』 『隠された記憶』 『夏時間の庭』 『トスカーナの贋作』 『コズモポリス』 『GODZILLA ゴジラ』 『アクトレス〜女たちの舞台〜』 『チリ33人 希望の軌跡』 『ゴースト・イン・ザ・シェル』 『私の知らないわたしの素顔』 | |
備考 | |
世界三大映画祭すべての女優賞を受賞した女優 第69回ベルリン国際映画祭 審査委員長(2019年) | |
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ジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche, 1964年3月9日 - )は、フランス出身の女優。1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー助演女優賞を受賞、また世界三大映画祭のすべての女優賞を受賞した女優でもある。
来歴
生い立ち
首都パリにてフランス人彫刻家、俳優、演出家の父(ジャン=マリ・ビノシュ)とポーランド人女優の母(モニーク・スタレンス)の間に生まれる[1]。両親はビノシュが4歳のときに離婚したため、それぞれの親とカトリックの寄宿学校の間を行き来して育つ[2]。パリの芸術高校に進んだのち、フランス国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)にて学ぶ。
キャリア
1983年公開の『Liberty Bell』にて映画初出演。『ゴダールのマリア』や『ランデヴー』などの作品でフランス国内で人気となり、後者の作品でロミー・シュナイダー賞を受賞、セザール賞主演女優賞にノミネートされた。1986年公開の『汚れた血』でシュザンヌ・ビアンケッティ賞を受賞。これらの整合が国際的に注目を集め、1988年公開の『存在の耐えられない軽さ』でアメリカ映画に初出演した。
1991年公開の『ポンヌフの恋人』でヨーロッパ映画賞女優賞を受賞。1993年公開の『トリコロール/青の愛』でヴェネツィア国際映画祭 女優賞とセザール賞主演女優賞を受賞。1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でベルリン国際映画祭銀熊賞とアカデミー助演女優賞を受賞。翌年にはルイジ・ピランデッロの『裸』でウエスト・エンドの舞台に立った。
2000年公開の『ショコラ』でアカデミー主演女優賞に、同年の舞台ハロルド・ピンターの『背信』でトニー賞にノミネートされた。
2010年公開の『トスカーナの贋作』で第63回カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞し、世界三大映画祭すべての女優賞受賞を果たした。
2010年代には日本人監督とのタッグを組む機会が多くあり、河瀨直美監督の『Vision』と是枝裕和監督の『真実』に出演した。
来日公演
2009年3月、渋谷の大型複合文化施設Bunkamura内の劇場シアターコクーンにおいて、英国人振付師兼ダンサーのアクラム・カーンと共同演出及び出演を務めたミュージカル・バレエ舞台「in-i(イン・アイ)」を7公演行った[3]。
また同月、六本木ヒルズで開催されたフランス映画祭2009の代表団団長を務め、オープニングに先立ち会見を行った[4]。
私生活
1980年代に『汚れた血』『ポンヌフの恋人』の映画監督レオス・カラックスと交際していたが、上記の作品の撮影中に衝突を繰り返して破局。他にもダニエル・デイ=ルイスやオリヴィエ・マルティネスとも恋仲になった。1993年にスキューバダイバーの男性(アンドレ・ハル)との間に長男ラファエルを[5]、1999年に『年下のひと』で共演したブノワ・マジメルとの間に女児ハナを生むが、どちらも後に破局。2005年から2008年までアルゼンチン人脚本家のサンティアゴ・アミゴレーナと交際。
ポーランド・チェンストホヴァ市の名誉市民。母親がこの町の出身。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 |
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1985 | ゴダールのマリア Je vous salue | ジュリエット | |
Les nanas Les nanas | アントワネット | ||
家族生活 La Vie de famille | ナターシャ | ||
暗殺の報酬 Adieu Blaireau | ブリジット | ||
ランデヴー Rendez-vous | ニナ/アンヌ・ラリュー | セザール賞主演女優賞ノミネート | |
Le meilleur de la vie Le meilleur de la vie | ヴェロニクの友人 | 端役 | |
1986 | Mon beau-frère a tué ma soeur Mon beau-frère a tué ma soeur | エステル | |
汚れた血 Mauvais sang | アンナ | セザール賞主演女優賞ノミネート | |
1988 | 存在の耐えられない軽さ The Unbearable Lightness of Being | テレーザ | |
1989 | Un tour de manège Un tour de manège | エルザ | |
1991 | ポンヌフの恋人 Les Amants du Pont-Neuf | ミシェル | ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞 セザール賞主演女優賞ノミネート |
1992 | 嵐が丘 Emily Brontë's Wuthering Heights | キャシー/キャサリン | |
ダメージ Damage | アンナ・バートン | セザール賞主演女優賞ノミネート | |
1993 | トリコロール/青の愛 Trois couleurs: Bleu | ジュリー | ヴェネツィア国際映画祭 女優賞受賞 セザール賞主演女優賞受賞 ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート |
1995 | プロヴァンスの恋 Le Hussard sur le toit | ポーリーヌ・ド・テウス | セザール賞主演女優賞ノミネート |
1996 | カウチ・イン・ニューヨーク Un divan à New York | ベアトリス・ソルニエ | |
イングリッシュ・ペイシェント The English Patient | ハナ | アカデミー助演女優賞受賞 ベルリン国際映画祭銀熊賞 (女優賞)受賞 英国アカデミー賞 助演女優賞受賞 ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞 ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 助演女優賞受賞 | |
1998 | ゴダールの映画史 Histoire(s) du cinéma | ||
溺れゆく女 Alice et Martin | アリス | ||
1999 | 年下のひと Les Enfants du siècle | ジョルジュ・サンド | |
2000 | サン・ピエールの生命 La Veuve de Saint-Pierre | ポリーヌ | |
コード・アンノウン Code inconnu: Récit incomplet de divers voyages | アンヌ・ローラン | ||
ショコラ Chocolat | ヴィアンヌ | アカデミー主演女優賞ノミネート 英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネート | |
2002 | シェフと素顔と、おいしい時間 Décalage horaire | ローズ | |
2004 | イン・マイ・カントリー In My Country | アンナ | |
2005 | 隠された記憶 Caché | アンヌ・ローラン | コード・アンノウン(2000)とは監督・役名が同じ ヨーロッパ映画賞 女優賞ノミネート |
綴り字のシーズン Bee Season | ミリアム・ナウマン | ||
マリー 〜もうひとりのマリア〜 Mary | マリー | ||
2006 | パリ、ジュテーム Paris, je t'aime | スザンヌ | |
カウントダウン 9.11 Quelques jours en septembre | イレーヌ | ||
こわれゆく世界の中で Breaking and Entering | アミラ | ||
2007 | ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン Le Voyage du Ballon Rouge | スザンヌ | |
撤退 Disengagement | アナ | ||
40オトコの恋愛事情 Dan in Real Life | マリー | ||
2008 | PARIS Paris | エリーズ | |
夏時間の庭 L'Heure d'été | アドリエンヌ | ||
2010 | トスカーナの贋作 Copie conforme | 彼女 | カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞 |
2011 | 陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル The Son of No One | ローレン・ブリッジス | |
ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー Elles | Anne | ||
2012 | マリー、もうひとつの人生 La vie d'une autre | マリー | |
コズモポリス Cosmopolis | ディディ | ||
À Cœur ouvert À Cœur ouvert | ミラ | ||
2013 | カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇 Camille Claudel 1915 | カミーユ・クローデル | |
おやすみなさいを言いたくて A Thousand Times Good Night | レベッカ | ||
Words and Picture Words and Picture | ダイナ | ||
2014 | GODZILLA ゴジラ Godzilla | サンドラ・ブロディ | |
アクトレス〜女たちの舞台〜 Sils Maria | マリア | セザール賞主演女優賞ノミネート | |
Nadie quiere la noche Nadie quiere la noche | ジョセフィーヌ | ||
2015 | チリ33人 希望の軌跡 The 33 | マリア・セゴヴィア | |
2017 | ゴースト・イン・ザ・シェル Ghost in the Shell | オウレイ博士 | |
2018 | Vision ビジョン Vision | ジャンヌ | |
冬時間のパリ Doubles Vies | セレナ | 第31回東京国際映画祭上映時のタイトルは『ノン・フィクション』 | |
ハイ・ライフ High Life | ディブス | ||
2019 | 私の知らないわたしの素顔 Celle que vous croyez | クレール・ミヨー | |
真実 La vérité | リュミール | ||
2020 | 5月の花嫁学校 La bonne épouse | ポーレット・ヴァン・デル・ベック | |
2023 | ポトフ 美食家と料理人 a Passion de Dodin Bouffant | ウージェニー | アストラ映画賞(英語版)国際女優賞ノミネート ゴッサム賞助演俳優賞ノミネート サテライト賞映画助演女優賞未決定 |
参照
- ^ “Juliette Binoche Biography (1964-)”. Film Reference. 2009年12月21日閲覧。
- ^ Stated in interview at Inside the Actors Studio
- ^ ジュリエット・ビノシュ&アクラム・カーン 「in-i(イン・アイ)」[1]
- ^ フランス映画祭2009、女優ジュリエット・ビノシュも来日[2]
- ^ Blum, Katerina, Juliette Binoche. die unnahbare Schöne, Wilhelm Heyne Verlag, 1995, ISBN 3-453-08129-3 p.119 to p.145
外部リンク
- ジュリエット・ビノシュ - allcinema
- ジュリエット・ビノシュ - KINENOTE
- Juliette Binoche - IMDb(英語)
- ジュリエット・ビノシュ (@juliettebinoche) - Instagram
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1968–1980 |
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1981–2000 |
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2001–2020 |
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2021–2040 |
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1946 - 1960 |
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1961 - 1980 |
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1981 - 2000 |
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2001 - 2020 |
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2021 - 2040 |
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1934–1968年 |
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1983–present |
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銀熊賞(女優賞) | |
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1956-1980 |
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1981-2000 |
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2001-2020 |
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