サプライズ人事

サプライズ人事(サプライズじんじ)とは、組織内での前例や慣例に則らず、周囲から予想されない人物が抜擢される人事のこと。また、逆に抜擢が行われると予想された時にさしたる人事が行われなかった場合にも逆の意味で使用される場合がある。

概要

日本では主に政権における人事に関して使われることが多い。「サプライズ」と言われるようになったのは小渕内閣あたりからであるが、同様の予想外の人事は小磯内閣米内光政海軍大臣第2次吉田内閣泉山三六大蔵大臣など古くから例がある。三木内閣の末期に自由民主党幹事長に就任した内田常雄は、本人にとってすら予想外の人事に「歩いててマンホールに落ちたような」と発言し「マンホール幹事長」と揶揄された。なお、内田を起用した三木武夫椎名裁定でサプライズ的に首相に就任し「青天の霹靂」と口にした。

「サプライズ人事」とされた例

小渕政権
政権
小泉政権
安倍政権(第一期)
福田政権
麻生政権
政権
野田政権
安倍政権(第二期)政権
岸田政権

脚注

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  1. ^ a b c “安倍氏にみる「元首相」考 未完のまま、突然の幕 政治部長 吉野直也”. 日本経済新聞. 2022年7月14日閲覧。
  2. ^ “人事好き、二兎追った岸田首相 派閥に配慮、世論も意識-内閣改造・党人事【解説委員室から】”. 時事通信. 2023年9月14日閲覧。
  3. ^ a b “〈岸田流サプライズ人事?〉「どこに刷新感があるのか」から一転、若手抜擢に女性閣僚は過去最多タイ! 茂木幹事長続投の裏に密約? やっぱり選ばれた“ドリル優子”のリスク”. 集英社. 2023年9月13日閲覧。

関連項目

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