ギターポップ

ギターポップ
現地名 Indie pop
様式的起源
文化的起源
派生ジャンル
サブジャンル
ローカルシーン
ダニーデン・サウンド(英語版)
関連項目
テンプレートを表示

ギターポップとは音楽ジャンルのひとつ。アコースティック・ギターもしくは歪みの少ないエレクトリック・ギターを中心に奏でられる洗練されたロックという意味合いが強い。

日本国外ではIndie pop(インディー・ポップ)[注釈 1]として知られ、アメリカではtwee pop(トゥイー・ポップ)又はtwee music(トゥイー・ミュージック)として知られる。

概要

もともとは、イギリスのインディーズシーンから発生したポストパンクに位置する音楽ジャンルである。特にスコットランドグラスゴーは後述するアズテック・カメラザ・パステルズやザ・ブルーベルズなど1980年代から良質なギターポップバンドが数多くおり、1990年代ティーンエイジ・ファンクラブベル・アンド・セバスチャンなどによって注目を集め、現在に至るまでギターポップシーンやパワー・ポップシーンの代名詞として捉えられる。日本国内ではネオアコと並記で「ネオアコ/ギターポップ」と総称されることが多い。日本国外ではアズテック・カメラ、オレンジ・ジュースがこのジャンルの代表的存在である。日本国内ではフリッパーズ・ギターがこうした海外インディーズの音楽を取り入れ紹介した事でこのジャンルの先駆けとして著名であり、その活動は1990年代前半に流布した「渋谷系」にも通ずる。それにつづくブリッジ、カジヒデキも同じく日本国内のギターポップの代表的存在となっている。

主なアーティスト

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 日本国外において「Guitar pop」は、ポップ・ロック英語: Guitar pop rock)のことを指す[8][9]

出典

  1. ^ a b Abebe, Nitsuh (2005年10月24日). “Twee as Fuck: The Story of Indie Pop”. Pitchfork Media. 2011年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
  2. ^ Dolan, Emily. “…This little ukulele tells the truth': indie pop and kitsch authenticity.”. Popular Music (Cambridge University Press). doi:10.1017/s0261143010000437. JSTOR 40926945. 
  3. ^ “10 Canadian jangle and indie pop bands that will improve your day”. Aux (2014年4月14日). 2015年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
  4. ^ a b “The Best Indie-Pop of 2013”. PopMatters (2013年12月5日). 2020年12月11日閲覧。
  5. ^ “Washed Out: Within and Without”. The Week (2011年7月22日). 2020年12月11日閲覧。
  6. ^ Reynolds 2011, p. 168.
  7. ^ a b Indie Pop - オールミュージック. 2020年12月11日閲覧。
  8. ^ Plemenitas, Katja (2014). “The Complexity of Lyrics in Indie Music: The Example of Mumford & Sons”. Words and Music. Cambridge Scholars Publishing. p. 79. ISBN 978-1-4438-6438-1. https://books.google.com/books?id=E9UxBwAAQBAJ&pg=PA79 
  9. ^ Kamp, David; Daly, Steven (2005). The Rock Snob's Dictionary: An Essential Lexicon Of Rockological Knowledge. Broadway Books. p. 54. ISBN 978-0-7679-1873-2. https://archive.org/details/rocksnobsdiction00kamp 
  10. ^ Donelson, Marcy. Snail Mail | Biography & History - オールミュージック. 2020年12月28日閲覧。
  11. ^ Donelson, Marcy. Clairo | Biography & History - オールミュージック. 2020年12月28日閲覧。

参考文献

  • Reynolds, Simon (2011). Retromania: Pop Culture's Addiction to Its Own Past. Farrar, Straus and Giroux. ISBN 978-1-4299-6858-4. https://books.google.com/books?id=8FI3dVT9t34C 

関連項目

  • 表示
  • 編集
大分類
歌の形式
サブジャンル
ラジオ・フォーマット (en)
地域別
アフリカ
北アメリカ
  • アメリカ合衆国
    • アメリカン・ポップ (音楽) (en)
    • アメリカン・ポピュラー・ミュージック (en)
  • メキシカン・ポップ (en)
  • ラテン・ポップ
南アメリカ
アジア
  • アゼルバイジャンのポップ・ミュージック (en)
  • アッシリアのフォークとポップ・ミュージック (en)
  • アラブ演歌
  • イラン・ポップ
  • インディアン・ポップ (en)
  • インドネシアン・ポップ (en)
  • K-POP
  • Q-pop (en)
  • C-POP
    • 新謡 (en)
    • T-POP
    • 中国風 (音楽) (en)
    • 香港ポップス
    • 香港イングリッシュ・ポップス (en)
    • マンドポップ (en)
      • フレンチ・マンドポップ (en)
  • J-POP
  • ターキッシュ・ポップ (en)
  • タイ・ポップ (en)
  • DPRK-POP
  • パキスタン・ポップ (en)
  • ピノイポップ (en)
  • V-POP
  • マレーシアン・ポップ (en)
  • Lao-POP (en)
ヨーロッパ
  • ウクライナのポップ・ミュージック (en)
  • ブリティッシュ・ポップ (en)
  • ユーゴスラビアのポピュラー音楽 (en)
  • ユーロポップ
    • イエイエ (音楽) (en)
    • イタリアのポピュラー音楽 (en)
    • オーストロポップ (en)
    • セルビアン・ポップ (en)
    • ネーデルポップ (en)
    • ノルディック・ポップ (en)
      • スウェーデンのポピュラー音楽 (en)
    • ハンガリアン・ポップ (en)
    • フレンチ・ポップス
    • ロシアン・ポップ (en)
    • ユーロダンス
    • ライカ (音楽)
    • ラテン・ポップ
文化的影響
  • エルヴィス・プレスリーの社会的影響 (en)
  • ビートルズの社会的影響 (en)
  • マドンナの社会的影響 (en)
一覧
関連項目
ポップ・ロック
起源
サブジャンル
  • インディーポップ
    • トゥイー・ポップ (en)
  • ジャングル・ポップ (en)
    • ダニーデン・サウンド (en)
    • ペイズリー・アンダーグラウンド (en)
  • パワー・ポップ
関連ジャンル
  • 音楽のジャンル一覧
  • ポピュラー音楽のジャンル一覧
  • Category:音楽のジャンル
オルタナティヴ・ロック
インディー・ロック
その他のジャンル
起源
関連ジャンル
一覧
  • オルタナティブ・ロック・アーティストの一覧 (en)
関連項目
  • 音楽のジャンル一覧
  • ポピュラー音楽のジャンル一覧
  • Category:音楽のジャンル
ニュー・ウェイヴとポストパンク
関連ジャンルとシーン
一覧
関連項目
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • イスラエル
  • アメリカ