オリンピックのコートジボワール選手団

オリンピックのコートジボワール選手団
コートジボワールの国旗
IOCコード CIV
NOC コートジボワールオリンピック委員会
オリンピック
メダル

1

1

2

4
夏季オリンピックコートジボワール選手団
1964 • 1968 • 1972 • 1976 • 19801984 • 1988 • 1992 • 1996 • 2000 • 2004 • 2008 • 2012 • 201620202024

オリンピックのコートジボワール選手団は、1964年東京オリンピックから参加した。1976年モントリオールオリンピックでは、当時人種隔離政策を行っていた南アフリカへニュージーランドラグビー代表が遠征したことに抗議しアフリカ諸国がボイコットにより不参加および大会期間中の選手団帰国という事態になったが、アフリカ諸国のなかでコートジボワール選手団とセネガル選手団だけはボイコットも選手団の引き上げも行われなかった経緯がある。1980年モスクワオリンピックは西側諸国とともにボイコットによる不参加となったものの、その他の大会には全て参加を続けている。ただし、冬季オリンピックへの参加はまだない。

概要

これまでに獲得したメダルは、1984年ロサンゼルスオリンピック陸上競技男子400mでガブリエル・ティアコーが獲得した銀メダル2016年リオデジャネイロオリンピックテコンドー男子80kg級でシェイク・サラ・シセが獲得した金メダル、同女子67kg級でルース・バグビが獲得した銅メダル2020年東京オリンピックテコンドー女子67kg級でバグビが獲得した銅メダルの4個である。

日本での呼称について

1964年の東京オリンピック開催当時、日本国政府はコートジボワールの公用語であるフランス語名を意訳した「象牙海岸」(ぞうげかいがん)の外名を使用していたが、選手団名は英語圏で用いられている意訳の外名"Ivory Coast"に基づき「アイボリーコースト」とされ、開会式では英語名のアルファベット順でイタリア(Italy)とジャマイカ(Jamaica)の間に当たる43番目で入場した[1][2]

1984年のロサンゼルスオリンピックまでの間、日本語文献での本選手団に関する言及は、現地公用語の通り「コートジボワール」とするものや「象牙海岸」もしくは「アイボリーコースト」とするものが混在していたが、1986年に日本政府がコートジボワール政府から個別に外名の変更(意訳の「象牙海岸」使用取りやめ)を要請されたことに伴い、1988年ソウルオリンピック以降は原則として「コートジボワール」に統一されるようになった。類似の事例には、1994年リレハンメルオリンピックから2014年ソチオリンピックまで「グルジア選手団」と呼ばれていたジョージア選手団がある。

国際オリンピック委員会(IOC)公用語のフランス語では加盟時から一貫して"Côte d'Ivoire"の名称だが、第二公用語の英語では日本政府の外名変更と同時期に"Ivory Coast"からフランス語と同じ"Côte d'Ivoire"に変更されている。しかし、英語圏ではなお意訳の"Ivory Coast"として言及される事例が見られる[3]

メダル獲得数一覧

夏季オリンピック

大会名
1964 東京 0 0 0 0
1968 メキシコシティー 0 0 0 0
1972 ミュンヘン 0 0 0 0
1976 モントリオール 0 0 0 0
1980 モスクワ 不参加
1984 ロサンゼルス 0 1 0 1
1988 ソウル 0 0 0 0
1992 バルセロナ 0 0 0 0
1996 アトランタ 0 0 0 0
2000 シドニー 0 0 0 0
2004 アテネ 0 0 0 0
2008 北京 0 0 0 0
2012 ロンドン 0 0 0 0
2016 リオデジャネイロ 1 0 1 2
2020 東京 0 0 1 1
合計[4] 1 1 2 4

夏季オリンピック競技別

競技
テコンドー1023
りくしよう 陸上競技0101
計 (競技数: 2)1124

脚注

  1. ^ オリンピック東京大会組織委員会(1966), p230
  2. ^ ブルーガイド編集部(2015), p27
  3. ^ “CISSE’S LAST-GASP TAEKWONDO GOLD FIRST FOR IVORY COAST”. olympic.org (2016年8月19日). 2017年12月14日閲覧。
  4. ^ “Team Côte d'Ivoire - Profile | Tokyo 2020 Olympics” (英語). olympics.com. 2021年8月11日閲覧。

参考文献

  • オリンピック東京大会組織委員会(編)『第十八回オリンピック競技大会公式報告書』上巻(1966年)NCID BN04694086
  • ブルーガイド編集部(編)『地図と写真で見る東京オリンピック1964』(実業之日本社2015年) ISBN 978-4-408-00868-4

出典

外部リンク

ウィキポータル オリンピック
ポータル オリンピック
  • コートジボワールオリンピック委員会
  • オリンピックのコートジボワール選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
  • オリンピックのコートジボワール選手団 - Olympedia(英語)
アフリカ

アルジェリア • アンゴラ • ウガンダ • エジプト • エスワティニ • エチオピア • エリトリア • カーボベルデ • カメルーン • ガーナ • ガボン • ガンビア • ギニアビサウ • ギニア • ケニア • コートジボワール • コモロ • コンゴ共和国 • コンゴ民主共和国 • サントメ・プリンシペ • ザンビア • シエラレオネ • ジブチ • ジンバブエ • スーダン • セイシェル • 赤道ギニア • セネガル • ソマリア • タンザニア • チャド • 中央アフリカ • チュニジア • トーゴ • ナイジェリア • ナミビア • ニジェール • ブルキナファソ • ブルンジ • ベナン • ボツワナ • マダガスカル • マラウイ • マリ • 南アフリカ • 南スーダン • モーリシャス • モーリタニア • モザンビーク • モロッコ • リビア • リベリア • ルワンダ • レソト

アメリカ

アメリカ合衆国 • アメリカ領ヴァージン諸島 • アルゼンチン • アルバ • アンティグア・バーブーダ • イギリス領ヴァージン諸島 • ウルグアイ • エクアドル • エルサルバドル • カナダ • ガイアナ • キューバ • グアテマラ • グレナダ • ケイマン諸島 • コスタリカ • コロンビア • ジャマイカ • スリナム • セントクリストファー・ネイビス • セントビンセント・グレナディーン • セントルシア • チリ • トリニダード・トバゴ • ドミニカ共和国 • ドミニカ国 • ニカラグア • ハイチ • バハマ • バミューダ • バルバドス • パナマ • パラグアイ • ブラジル • プエルトリコ • ベネズエラ • ベリーズ • ペルー • ホンジュラス • ボリビア • メキシコ

アジア

アフガニスタン • アラブ首長国連邦 • イエメン • イラク • イラン • インドネシア • インド • ウズベキスタン • オマーン • カザフスタン • カタール • 韓国 • カンボジア • 北朝鮮 • キルギス • クウェート • サウジアラビア • シリア • シンガポール • スリランカ • タイ • タジキスタン • チャイニーズタイペイ(中華民国) • 中華人民共和国 • トルクメニスタン • 日本 • ネパール • バーレーン • バングラデシュ • パキスタン • パレスチナ • 東ティモール • フィリピン • ブータン • ブルネイ • ベトナム • 香港 • マレーシア • ミャンマー • モルディブ • モンゴル • ヨルダン • ラオス • レバノン

ヨーロッパ

アイスランド • アイルランド • アゼルバイジャン • アルバニア • アルメニア • アンドラ • イギリス • イスラエル • イタリア • ウクライナ • エストニア • オーストリア • オランダ • 北マケドニア • キプロス • ギリシャ • クロアチア • コソボ • サンマリノ • ジョージア • スイス • スウェーデン • スペイン • スロバキア • スロベニア • セルビア • チェコ • デンマーク • トルコ • ドイツ • ノルウェー • ハンガリー • フィンランド • フランス • ブルガリア • ベラルーシ • ベルギー • ボスニア・ヘルツェゴビナ • ポーランド • ポルトガル • マルタ • モナコ • モルドバ • モンテネグロ • ラトビア • リトアニア • リヒテンシュタイン • ルーマニア • ルクセンブルク • ロシア/ROC

オセアニア
その他

混合チーム • EUN • 独立参加1992年2012年2016年) • 個人参加 (2000年) • 難民2016年2020年・2024年) • ロシアからのオリンピック選手 (2018年) • ロシアオリンピック委員会(ROC、2020年・2022年)

過去の選手団