ウッド灯検査

ウッド灯検査(ウッドとうけんさ)とはウッド灯と呼ばれる紫外線照射装置で、365nmの長波長の紫外線を病変部の皮膚に照射する皮膚疾患診断法。疾患により特異的な蛍光を発する。

ウッド灯検査が行われる主な疾患

  • 真菌症
    • 癜風 - 原因菌のMalassezia furfurは灰黄色の蛍光を発する。
    • 白癬 - 白癬の一部は Microsporum canis を代表とする Microsporum 属によってひきおこされ、これは青緑色の蛍光を発する。Trichophyton 属は蛍光を発さない。
  • 細菌感染症
    • 紅色陰癬 - サンゴ色の蛍光を発する。
    • 緑膿菌感染 - 黄緑色の蛍光を発する。
  • ポルフィリン症
    • 晩発性皮膚ポルフィリン症では、尿が桃橙色の蛍光を発する。
  • 尋常性白斑
    • 尋常性白斑部は淡い青白色の蛍光を発する。正常部は蛍光を発さない。

関連項目

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